掲載日
2016/05/18
2016/05/18
「コスチュームナショナル」、ミラノで会社更生手続を申請
掲載日
2016/05/18
2016/05/18
「コスチュームナショナル(Costume National)」が、ミラノ地方裁判所に会社更生手続きを申請した。今年16年3月、日本の投資会社シークエッジが同ブランドを買収している。
関係者筋が現地メディアに語ったところによると、ブランドは近々、事業再生計画を提出することになっているという。
1986年にエンニョ&カルロ・カパサ(Ennio&Carlo Capasa)兄弟が立ち上げた「コスチュームナショナル」は、長らくパリでコレクションを発表してきたが、ここ数年は不況に苦しんでいた。以前は2400万ユーロ(約29億6100万円)だった売上高も、15年時点では600万ユーロ(約7億4000万円)にまで落ち込んだはずと、現地経済紙Il Sole 24 Oreは計算している。
そして16年3月にはカパサ兄弟が退任、09年に同社の株式17%を取得していたシークエッジに会社を売却した。
両者は、カパサ兄弟が自由に「国内外で新しいコラボレーションを行うことができる」という条件で合意しており、来年にはエンニオ・カパサ名義での新しいレーベルをスタートする予定もあるという。
シークエッジは「コスチュームナショナル」の運営をStefano Frattiniに委託し、ローマ・ミラノ・ニューヨークにある店舗の閉鎖を決定している。今シーズンは、メンズ・ウィメンズ共にランウェイショーを行う予定はない。
(2016年5月18日現在、1ユーロ=123円で換算)
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