マリメッコ社が、「marimekko（マリメッコ）」の新クリエイティブ・ディレクターにAnna Teurnell（アンナ・ターネル）を起用した。2015年秋冬コレクションから本格的に、ファッション、バッグ、アクセサリー、ホーム部門のデザイン戦略責任を担う。

　Anna Teurnellは、ストックホルムのBeckmans College of Designを卒業後、「H&M」を展開するHennes & Mauritz（ヘネス・アンド・マウリッツ）でブランドマネージメントやデザイン部門の主要ポジションなどを歴任。同社の新業態「& Other Stories（アンドアザーストーリーズ）」の立ち上げに携わった人物で、2008年夏に展開した「marimekko」と「H&M」のコラボコレクションも担当した。

　Anna Teurnellの起用についてマリメッコ社長兼CEOのMika Ihamuotilaは、「ファッション、バッグ、アクセサリーの取り揃えを充実させながら、ホーム商品の開発を続けていく」とコメント。Anna Teurnellのクリエイティブ・ディレクター就任は7月15日付で、「マリメッコのプリント、色、商品デザインをもっと魅力的なものにしていく」と意欲を述べている。前クリエイティブ・ディレクターのMinna Kemell-Kutvonen（ミンナ・ケメルクトゥボネン）は、プリントデザインの責任者としてデザインチームで仕事を続ける。