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掲載日
2020/01/07
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「ヴァレンティノ」 ピエール パオロ・ピッチョーリが衣装担当、川端康成の小説を基にしたオペラが日本上陸
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2020/01/07
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川端康成の短編小説「無言」を基に創作されたオペラ「サイレンス」の日本初となる公演が、1月18日にロームシアター京都 サウスホールで行われる。
サイレンスは、「グランド・ブダペスト・ホテル」や「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞作曲賞を受賞した経験を持つ作曲家アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)が初めて手掛けたオペラで、デスプラの公私にわたるパートナーであるソルレイ(ドミニク・ルモニエ)と共同で台本を作成。ソルレイは同作で演出や映像も手掛けた。衣装は「ヴァレンティノ(Valentino)」のクリエイティブディレクター ピエール パオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)が担当。世界初演は2019年2月にルクセンブルクで披露し、その後パリで巡回公演を行った。
作品のインスピレーション源になっている無言は、主人公が病を患った小説家を見舞いに行った帰り道のトンネルのタクシー内で、女性の霊に遭遇するという怪談話が中心。デスプラは舞台化に際し、病により執筆活動に支障をきたしている小説家に、脳の手術の後遺症によりヴァイオリン奏者としての活動が難しくなったソルレイの姿を重ねたという。オペラでは、表現手段を失った芸術家がどう生きるのかという問いを観客に問いかける。京都公演の後は、1月25日に神奈川県立音楽堂で上演する。
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