“空間を可視化する”フレグランスブランド「ライケン」が日本展開をスタート

　フランスと日本にスタジオを構える「テルヒロ ヤナギハラ スタジオ（TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO）」が手掛けるフレグランスブランド「ライケン（LICHEN）」が、フランスに続き、日本での展開をスタートした。天然精油を使用した香水、キャンドル、お香の3アイテムを揃え、直営のギャラリーおよびショップ「VAGUE KOBE」で販売している。

　テルヒロ ヤナギハラ スタジオはデザイナーの柳原照宏氏が2002年に設立。神戸とフランス・アルルにスタジオを構え、フランス、日本、オランダ、イギリスを拠点にさまざまなブランドのクリエイティブディレクション、アートディレクション、プロダクトデザイン、インテリアデザインを提案し、新たなギャラリーおよび、ショップスペースとしてVAGUE ARLESとVAGUE KOBEをオープンしている。主なプロジェクトには「エルメス（HERMÈS）」や「マメ クロゴウチ（Mame Kurogouchi）」「アニエスべー（agnès b.）」などがある。

　ライケンは、2022年夏にフランス・アルルでローンチ。天然精油をベースとした香りを通じ、視覚や聴覚など全ての感覚を内包する知覚のレイヤーで空間デザインを可視化するブランドだ。佐賀県有田で特別に作られた陶磁器製の容器を採用し、シグネチャーアイテムのライケン ベースは、オークモスなどの天然香料のみで香りを構成している。クリエイティブディレクションやアートディレクション、プロダクトデザインは同スタジオが手掛け、香りのデザインはアーティスト、和泉侃が担当する。

　3つのアイテムは、深みのある香りを演出し、米由来のアルコールを配合したオードパルファム（75mL 税込3万7400円）、樹液のエキゾチックな香りとソイワックスの柔らかい香りが共鳴する複雑な香りのアロマキャンドル（200g 同2万5300円）、天然精油で構成したお香（40本 同9350円）を揃える。

■ライケン：公式サイト