フランス・パリで21日、2015-16年秋冬シーズンの新作メンズコレクションを発表するファッションウィークが開幕した。25日までの5日間で、51ブランドが公式スケジュールで新作を発表。ショールームを含めると、日本発のブランドの参加が増加している。

　メンズのコレクションサーキットは、英国ロンドンからスタートし、「ピッティ・イマージネ・ウオモ」が開催されたイタリア・フィレンツェを経てミラノ、そしてパリへ。初日の21日は、「ルシアン ペラフィネ（Lucien Pellat Finet）」のプレゼンテーションからスタートした。続いて「ホワイトマウンテニアリング（White Mountaineering）」が、パリで初めてプレゼンテーション形式で最新メンズコレクションを発表。オリジナルテキスタイルのテントを張った舞台にモデルが登場する演出で、「Spec.」をテーマに機能性の高い素材をレイヤードした。

　今シーズンのパリは、日本人デザイナーの参加が目立っている。常連の「イッセイ ミヤケ（Issey Miyake）」「ヨウジヤマモト（Yohji Yamamoto）」「コム デ ギャルソン・オム プリュス（Comme des Garçons Homme Plus）」「ミハラヤスヒロ（Miharayasuhiro）」をはじめ「カラー（Kolor）」「クリスチャン ダダ（Christian Dada）」はランウェイショー、「サカイ（Sacai）」「ビズビム（Visvim）」はプレゼンテーションで新作を発表する予定。また、ファッションアワード 「Tokyo Fashion Award」の受賞者による単独のショールーム「showroom.tokyo」 が初めて開設され、1月22日から1月27日の期間中、「ファセッタズム（Facetasm）」「ジョン ローレンス サリバン（John Lawrence Sullivan）」「ファクトタム（Factotum）」「ディーティーティーケー（D.TT.K）」「サルバム（sulvam）」そして「リトゥンアフターワーズ（writtenafterwards）」および「リトゥン バイ（written by）」が出展する。その他「アンリアレイジ（Anrealage）」が初めてメンズライン単独で展示会を行うなど、世界中のバイヤーやジャーナリストが集うパリを舞台に、それぞれの形で海外展開の拡大を狙う。