2016/10/06
17年春夏コレクション、4大ファッションウィークのトレンド
2016/10/06
ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリの4大コレクションのランウェイから、17年春夏シーズンに向けた主要トレンドを10のテーマで紹介する。
1) 構築―脱構築

衣服を解体し、パーツをあらゆる方法で再構築するクチュールの探究。ドレスやジャケットの合わせもアシンメトリックなラインを描く。
襟やカフス、袖の取り外しは勿論、ジャケットやシャツといったアイテムの多くは左右の身頃ごとに違った色や素材が用いられていた。着こなし次第で形が変わる衣服も。
2) レースアップ、ストラップ、リボン使い

着こなしによって変形可能な服、というトレンドの観点からも、ボタンよりはリボンを使った開閉が多数派に。ベルトや肩紐としてストラップを用いてドレスのスタイリングの幅を広げたり、ドローストリングスも多く見られた。
3) プラストロン

ジレやミニタブリエといった形や、トランスパレントなシャツの下に重ねる要領取り入れられていたのは、次の春夏のマストアイテム、プラストロン(胸当て)だ。ルックにオリジナルな要素もプラスできるプラストロンは、脱構築的なウェアとも好相性。
4)トップは肌を見せて

肩が露出したトップスやドレス、胸元のはだけたデザインに、デコルテを強調する細いストラップ、更に背中を大きく露出させたアイテムや、ブラレットやマイクロトップから肌が覗くルックも登場。また、トランスパレントなアイテムもあらゆるショーに溢れていた。
5) ボトムはカバー

露出の多いトップに比べ、足元はカバーする傾向に 。マキシ丈チュニックや、ドレスの下にパンツを重ねる着こなしも目を引いた。特にレギンスや鮮やかなカラーのタイツが台頭。「バレンシアガ(Balenciaga)」などは、つま先から腰までを覆うストレッチ素材のボトムを披露した。
6) ランジェリー・ナイトウェア

コンビネゾンやスリップドレス、パジャマ、ガウンといったランジェリー、ナイトウェアのトレンドもイン。レースやフリル、フェザーをあしらったものが多かった。
サテン、モスリン、オーガンジー、チュールなど、透け感や光沢のあるセンシュアルな素材使いに、セクシーなブラックからパウダリーなヌードカラー、ピンクのカラーパレットを合わせて。パステル使いもあちこちに見られた。
7) ラップスカート

ラップスカートがウィメンズのワードローブにイン。クラシックでありながらセクシーなスタイルで、体の動きに沿って様々な表情を見せる。
8) ハイウェストパンツ

ここ数シーズン続く、マキシ丈などボリューミーなパンツのトレンドは継続中。裾だけでなく、ウェスト位置もベルトの上にはみ出すまで上がってきている。
9) とにかく光るものを!

リフレクト、ビジュー、スパンコール、ラメ、ゴールドエンブロイダリーにシャイニーな装飾と、光を放つものがトレンドに浮上。特に、メタリックやラメ、モアレ、ルレックスといった素材が目立った。
10) 80年代

引き続き、肩にボリュームのある80年代風インスピレーションを取り入れるブランドが多数。バルーンスリーブや、異素材ミックス、ヴィヴィッドカラーにラインストーンなども様々なショーに登場した。
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