2020年のカラーは東京五輪を盛り上げる「ヒューマンレッド」、日本流行色協会が発表

　日本流行色協会が、2020年の色に「ヒューマンレッド」を選定したと発表した。2019年の色については、今年からウェブ上で行った一般投票から決定し、「オレンジ」が選出された。

　今年の色と未来（来年）の色の選定は、色がその時代を生きる人々の気分と密接に関わっていることを広く知ってもらい、 色への関心を高めることを目的に2015年から開始。今年で5回目を迎える。
 
　未来の色の「ヒューマンレッド」はヴィヴィッドなレッドで、人間ならではの豊かな感情や行動力、身体の躍動感、スポーツの高揚感などが選定理由のキーワードにあげられた。同色は生活の様々な環境がデジタル化されるなかで、人本来の感受性や創造性の豊かさを見直し、社会問題などに積極的に取り組む意志の強さを表現。また、来年に開催を控えた2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、人々の高揚感を誘う色だとしている。
「2019年の色」に選ばれたオレンジ

　一般投票で選ばれた今年の色「オレンジ」は、新元号「令和」に改元し、新たな時代を迎えたフレッシュさや未来への期待が感じられるとして、選出された。投票者からは「ファッションによく取り入れた」「街頭で見かけることが多かった」といった声が多く寄せられたという。
 

■来年（2020年）の色
ヒューマンレッド（Human Red）
マンセル値：6.5R5/14
系統色名：ヴィヴィッドレッド