2020/02/03
2020年の「モンクレール ジーニアス」、「JW アンダーソン」と「リモワ」が初参加
2020/02/03
2020年の「モンクレール ジーニアス(Moncler Genius)」には、新たに「JW アンダーソン(JW Anderson)」と「リモワ(Rimowa)」、そしてe-バイクの「Mate.Bike」が加わる。
LVMH傘下「ロエベ(Loewe)」のデザインも手掛けるジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)だが、「JW アンダーソン」は今回、「ジェンダーにとらわれないファッションに対するクレバーな視点」が決め手で選ばれたという。
2020年の「モンクレール ジニアス」コレクションはミラノ ファッションウィーク中の2月19日に発表される予定で、ヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)とセルジオ・ザンボン(Sergio Zambon)の「2 Moncler 1952」、サンドロ・マンドリーノ(Sandro Mandrino)の「3 Moncler Grenoble」をはじめ、「クレイグ・グリーン(Craig Green)」、藤原ヒロシの「フラグメント(Fragment Design)」、「リチャード・クイン(Richard Quinn)」、「シモーン・ロシャ(Simone Rocha)」、「1017 Alyx 9SM」、「Poldo Dog Couture」などが引き続き参加する。
また、LVMHが所有する高級ラゲージブランド「リモワ」も今年のラインナップに加わった。「新しいフェーズに入り、単なる商品を超えた経験を提供していく。パーソナルなコミュニケーションを推し進めながら、デジタルから実生活へ、繋がりとエモーションをもたらす」と「モンクレール」。
「リモワ」は「Reflection」と題した「大胆で新しい旅のコンセプト」を打ち出す予定で、「デジタル時代におけるテクノロジー、コネクティビティ、コミュニケーションに関する革新」を提案。「ソーシャルメディアの文脈を現実世界へ持ち込み、世界と繋がり、対話する機会」を作り出す。
しかし、さらに意外なコラボレーション相手といえば、コペンハーゲン発のe-バイク、「Mate.Bike」だろいう。
「『Mate.Bike』は山や雪道といったオフロード向けの電動バイクを作り、ユニークで革新的な旅へのアプローチ」を行っており、アウトドアのイノベーションという点でも、自社のパイオニア的な精神を発展させることにしたと「モンクレール」は説明している。
レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼CEOのもと2018年からスタートした「モンクレール ジーニアス」は、ブランドイメージの刷新に成功し、数字の上でも大きく貢献している。
モンクレール社は良好な業績を維持しており、ケリング(Kering)による取得の噂も出たほどだ。
昨年12月には両社が交渉に入ったとの報道もあったが、ルッフィーニ会長自身は、一般的なビジネスの対話こそすれ、買収の計画は一切無かったと明かしている。
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