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2020年春夏のバッグトレンドは?伊・合同展示会「ミペル」がサステナブル強化

By
fashionsnap
掲載日
today 2019/09/18
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 イタリアのミラノでイタリア貿易振興会(ICE)が主催するレザーグッズとファッションアクセサリーの合同展示会「ミペル(Mipel)」展が、9月15日〜17日の3日間にわたり開催された。近年、皮革産業全体の取り組みであるサステナブルを強化した運営で、品質と技術の高さで知られる「Made in Italy」に新たな価値を生み出そうとしている。

Image: Fashionsnap.com


 ミペル展は年2回開催され今回で116回目を迎える。出展ブランドは300を超え、会期中は同時開催の世界最大級の靴の合同展示会「ミカム(Micam)」展と合わせ、世界各国からメーカーやバイヤー、メディア関係者など、例年およそ5万人弱(ミペル単独では約1万人)が来場。会期中、2020年春夏シーズンに向けた商談が各ブースで行われた。
 
 昨今、買い付け手段の変化とともに、ミペル展に限らず、合同展示会は参加者および出展者が年々減少傾向にあるが、主催者側では展示の仕方を工夫したり、時代の流れに即したテーマを設けるなどして変化に対応している。会場では数シーズン前から中央部の目立つ場所に「Senario」と呼ばれるエリアを設置。若手デザイナーやエッジの効いたデザインといった、クリエイティビティーやイノベーションなどを基準にセレクトされた注目ブランドを集結させ、ラインナップに新鮮味を加えている。

 また近年「サステナブル」への取り組みは、イタリア皮革産業全体として推進しており、ミペル展でも前回から引き続き、大々的に打ち出している。会期中には、関係者向けにサステナブルに関するセミナーを開催したり、「Feel The Green」と題し環境団体との取り組みを紹介するなど、出展者と主催者の双方でサステナブルを訴求。各メーカーにはトレーサビリティをはじめとする生産背景の透明性や、レザーを使用する上で付加価値を与えるようなストーリーテリングの必要性などをアドバイスしている。

 出展ブースには、職人による伝統的でオーセンティックな老舗のレザーブランドが並ぶ一方で、りんごの皮から生成されたヴィーガンレザーを使用したバッグや、使い古したバスケットボールをアップサイクルしたバッグを展開する新進ブランドもあった。
 
 ICEファッションコンサルタントのオリエッタ・ペリツァーリ(Orietta Pelizzari)は、「消費者は従来の価値である"Made in Italy"だけでは満足できなくなってきている。高い品質と確かな技術で製造されているという面に加え、どのようなプロセスで商品が生み出されたのか、という生産背景を作り手が提示することが新たな価値を生み出す。(動物愛護の観点から)現在、皮革産業は厳しい時代を迎えているが、アニマルフリーが必ずしもサステナビリティーに直結するものではないということも理解しないといけない」と語り、「消費量を減らし、より質の良い消費にシフトすることが、メーカーおよび消費者の共通認識として必要」と説いた。
 
 また、会期初日には2020年春夏シーズンのバッグのトレンドセミナーが開催。アイキャッチーでモダンアートのような「Foolish」、ヘルシーで環境に優しい「Positive」、滑らかな質感や構築的なデザインの「Sensitive」の3つのムードを挙げ、それぞれ素材やデザイン、カラーなどのトレンドを解説した。
 
 会場全体では、素材として、特にラフィア(もしくはラフィア風)が目立ち、クラフトを感じさせるような天然素材で織られたテキスタイル、キャンバスコットンとレザーの組み合わせが多く見られた。また、レザーのバッグ本体にアクリル樹脂やPVC、リサイクル素材などの異素材を使用したハンドルやチェーンのデザインも春夏シーズンの特徴だ。
 
 今回、ミペル展主催者により、アメリカや中国、韓国、ロシア、日本などから約50人ほどのバイヤーやメディア関係者が招聘された。また、日本からは日本皮革産業連合会により数社からなるジャパンブースが出展した。同時開催のミカム展には、日本から訪れたバイヤーの姿も見受けられた。

 

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