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2020-21年秋冬、ベストショー20

掲載日
2020/03/06
読了までの目安時間
2 分
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 今季は特殊なシーズンだったと言えるだろう。「ラルフローレン(Ralph Lauren)」、「カルバン・クライン(Calvin Klein)」、「トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」といった大手の不在や「トム・フォード(Tom Ford)」のLAショー、中国からの来場者の欠席など、活気を欠いていたニューヨークに始まり、ミラノ、パリと新型コロナウイルスの暗い影が落ちる幕引きとなった。合計33日間の間に300以上のショーが披露されたが、フェミニズム的主張の目立った。折しもニューヨークでは、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)の裁判が行われていた。
 
 とにかく、素晴らしいコレクションとショーは数多く見られ、華々しいファッションが優れたパフォーマンスで発表されていた。中でも印象に残ったショーをピックアップする。

Brandon Maxwell - Fall-Winter2020 - Womenswear - New York - © PixelFormula


「ブランドン・マックスウェル(Brandon Maxwell)」
 ウィメンズでは、ハリウッド女優に相応しいカラムドレスに、パワーショルダーのラップジャケット、ターコイズのシティコートを、メンズでは、やはり映画スター向けと言えそうなウィークエンドスタイルのスーツやピーコートを提案した。アメリカンなスポーツウェアをグラマラスに昇華するなら、ブランドン・マックスウェルの右に出る者はいないだろう。アメリカ自然史博物館の北米哺乳類コーナーを会場に、熊やピューマ、ムースの間をモデルが歩くショーは非の打ち所の無い演出だった。早く彼にヨーロッパのクチュールブランドを任せるべきだ。

Carolina Herrera - Fall-Winter2020 - Womenswear - New York - © PixelFormula


「カロリーナ・ヘレラ(Carolina Herrera)」
 クラシックかつクラッシィなモダニズムを見せた「カロリーナ・ヘレナ」。フロアレングスのドレスに精密なカッティングのケープ、そしてカラムからプリンセス、エンパイア、ボールガウンまで、あらゆるフォルムのドリーミーなドレスが揃った。ウェス・ゴードン(Wes Gordon)のもと、メゾンは安泰のようだ。

Proenza Schouler - Fall-Winter2020 - Womenswear - New York - © PixelFormula


「プロエンザ・スクーラー(Proenza Schouler)」
 ラザロ・へルナンデス(Lazzaro Hernandez)とジャック・マッコロー(Jack McCollough)のデュオは、シルエットとスリークナテーラリング、面白いボリュームを見せてくれた。厚めのクレープドレスをドレープさせて肩から垂らしたルックや、オーバーサイズのダブルジャケット、ブランクーシを思わせるホワイトのニットカクテルドレスなど、彫刻的なシックが際立っていた。

Preen by Thornton Bregazzi - Fall-Winter2020 - Womenswear - Londres - © PixelFormula


「プリーン・バイ・ソーントン・ブレガッジー(Preen By Thornton Bregazzi)」
 「プリーン」はサイコスリラー『赤い影』にオマージュを捧げ、作中でドナルド・サザーランドが来ていたチェックのジャケットと、ベニスの貴族のコスチュームにインスパイアされたセンセーショナルなコレクションを披露。カッティングも素晴らしく、ジャスティン・ソーントン(Justin Thornton)とテア・ブレガッジー(Thea Bregazzi)は、ベニスの宴にぴったりのブラックのラッフルドレスや、ゴールドの祭服風要素とアーガイルセーターを組み合わせた美しいルックを作り出した。

JW Anderson - Fall-Winter2020 - Womenswear - Londres - © PixelFormula


「JW アンダーソン(JW Anderson)」
 「ロエベ(Loewe)」も手掛けるジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は、自身のブランドでも、ロンドン ファッションウィークのハイライトとなる素晴らしいショーを見せた。巨大ラペルのオーバーサイズコートや、球状のフォルムのドレス、20年代インスパイアのパフショルダードレスなど、確かに簡単に着られるものではないが、際立ったファッションの表現を見せてくれた。

Burberry - Fall-Winter2020 - Womenswear - Londres - © PixelFormula


「バーバリー(Burberry)」
 リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)による「バーバリー」の変革にはもう少し時間がかかるかもしれないが、それでも確実に美しい商品を作り続けている。今回のショーもロンドンで指折りの出来でだった。ミラーを敷き詰めたキャットウォークを設置、ピアノデュオのラベック姉妹が生演奏を披露した。エコファースリーブ、ダスターコート風のカット、キルティングレザーのトリムと、様々な形に変化するトレンチを着たモデルが歩く。インドとロンドンのイーストエンドが出会い、マドラスチェックやラグビーセーターを再解釈したアイテムが続き、フィナーレはシルバーのグラマラスなルックで華々しく幕を閉じた。

Jil Sander - Fall-Winter2020 - Womenswear - Milan - © PixelFormula


「ジル・サンダー(Jil Sander)」 
 ミラノの初日、中華街で行われた「ジル・サンダー」のショーにどこか不安を覚える向きもあったと思うが、いざコレクションを見た客は皆リラックスした調子だった。柔らかく揺れるフォルムに素朴な素材、優雅なシルエットは成熟と洗練を感じさせる。54人のモデルが最後に2列になった木製の椅子に座ると、会場からは大きな拍手が起きた。まさかこの数日後、混乱の中でミラノのシーズンが終了することになろうとは誰にも予想できなかっただろう。

Max Mara - Fall-Winter2020 - Womenswear - Milan - © PixelFormula


「マックスマーラ(Max Mara)」 
 「マックスマーラ」でのイアン・グリフィス(Ian Griffith)ほど影響力のあるデザイナーは少ない。今シーズンは80年代インスパイアのパワーショルダールックで、時代のエンパワーメントなムードを反映してみせた。一方で、海やネイビーに着想を得たフォルムも取り入れ、オフィサーコートや、ゆったりしたドレープを描くカシミヤダッフル、タッセルつきのウェザージャケットなどが登場した。カイア・ガーバー(Kaia Gerber)もマリンルックニ身を包んでいた。

Prada - Fall-Winter2020 - Womenswear - Milan - © PixelFormula


「プラダ(Prada)」 
 デ・キリコ風のアトラス像を中心に、プラダ財団美術館で披露された「プラダ」の最新ランウェイは、ちょうどミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)が共同クリエイティブディレクターとしてラフ・シモンズ(Raf Simons)を迎えると発表する3日前のことだった。フローラルプリント、シアートップ、ビジネスブレザーと、ウィメンズファッションの定型を意外性のある形で組み合わせてみせた。見事なカッティングのベルテッドシングルブレザーは、フリンジだけで仕立てたミディスカートとスタイリング。ドレープしたジャケットには、深いスリットの入った膝丈スカートを合わせた。業績面で伸び悩んだ時期もあったが、それは商品というよりもマーケティングやマーチャンダイジングが原因だろう。「プラダ」の最新コレクションはほぼ完ぺきで、多くの人が今季五本の指に入ると評価するはずだ。

Fendi - Fall-Winter2020 - Womenswear - Milan - © PixelFormula

 
「フェンディ(Fendi)」 
 シルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)による過去最高のコレクションと言えるだろう。カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld )が亡くなって一年が経つが、シルヴィアは自分自身の声で力いっぱいにファッションを発信している。ピンクにグレーを添えたランウェイには、豪奢なファッションが並んだ。丸みのあるフォルムのミリタリーコート、アルマジロスリーブや、コクーンシルエットのカシミヤダッフル、レザーのアンサンブルなど、エンパワーメントが感じられるコレクションに仕上がっている。ベラ・ハディッド(Bella Hadid)とジジ・ハディッド(Gigi Hadid)姉妹やマリアカルラ・ボスコーノ(Mariacarla Boscono)といったトップモデルたちも、服に勇気づけられているようだった。

Versace - Fall-Winter2020 - Womenswear - Milan - © PixelFormula



「ヴェルサーチェ(Versace)」
 ドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)が見せた最初の本格的な男女合同ショーは、ショートレングスとウエストを絞ったシルエットが鍵となった。しかしランウェイで一番印象に残ったのはテクノロジーを駆使した演出で、ドナテラの顔が無数にプロジェクションされたオープニングから、フィナーレにはレイア姫もかくやといったバーチャル画像まで登場。パイソンのバッグやトラックスーツ、ソックスにまで「V」のロゴがあしらわれ、新しいオーナーのもと、メゾンが再び最前線に戻ったことを示していた。

Bottega Veneta - Fall-Winter2020 - Womenswear - Milan - © PixelFormula


「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」
 ダニエル・リー(Daniel Lee)手掛ける「ボッテガ・ヴェネタ」は、今季最も簡潔なショーに仕上がっていた。「イントレチャート」のボリュームサンダル「Lido」がゲストのストリートスタイルを席巻していたが、今回は更なる進化を見せてくれた。古代の神殿をプロジェクションしたランウェイでは、メンズにナポレオン風ラペルのロングコート、ウィメンズにロング丈のスーツやシークインカラムドレス、チューリップドレスなどを提案。クラッシィかつコンテンポラリーで、クレバーなコレクションだった。

Dior - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


「ディオール(Dior)」
 パリの大手メゾントップバッターはマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の「ディオール」だった。今回はキウリ自身が青春を過ごした80年代のローマにインスパイアされ、チャーミングなトムボーイスーツや、スリップドレスに「CD」のロゴベルト、コンバットブーツを合わせたルックなどが登場。今回のパリは雨続きだったこともあり、ゲストのヘビーなコンバットブーツ着用率も相当なものだった。トレンドセッターのキウリだが、やはり女性のエンパワーメントという点で今シーズンのムードを決定づけている。チュ7入ルリー公園内に設営されたテントの中では、フェミニズムのマニフェストが天井から吊り下げられていた。

Lanvin - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


ランバン(Lanvin)」
 ブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)は、「ランバン」のショーで新しいページを開いてみせた。ゴブラン製作所の中では、世代を超えた様々なモデルが登場し、ホワイトのシフォンドレスとフェザーのミニケープや、彫刻的なフェルトのボレロ、シアーなネグリジェドレスなどを纏う。クライマックスには、芸術的なペイントを施したフェザーのホワイトコートが目を奪った。アーティかつエレガントなコレクションだ。

Loewe - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


「ロエベ(Loewe)」
 またもジョナサン・アンダーソンがランクイン。「ロエベ」では、スペインルネサンスとイビザ風のアティチュード、パリの洗練に加えて、今回新たな一面をプラスした。日本人陶芸家の桑田卓郎とコラボレーションし、胸当てのような形で上身頃にパネルとして取り付けることでセラミックを取り入れていた。コレクションでは、シルクやブロケードが武骨なウール素材と好対照をなしている。ベラスケスというよりはヴァン・エイク的な仕上がりで、また一つ進化したコレクションを見せてくれた。

Balenciaga - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


「バレンシアガ(Balenciaga)」
 「バレンシアガ」のムードはアポカリプティックではあったが、ディストピアではない。水を張った黒い湖がランウェイとなり、天井には雷や嵐の空模様がプロジェクションされる。気候変動を想起させつつ、コレクションのシルエットとしてはクリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)風のハイカラーや宗教的な要素が多数見られた。また、バットウィングのドレスなど、大きく誇張したプロポーションも。デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)による最新ロゴ「blncg」も目を引いた。

Thom Browne - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


「トム・ブラウン(Thom Browne)」
 プレッピーへのオマージュだった。サーカスの座長が33組のカップルを連れ出し、それぞれが同じルックを纏っている。アイコニックなグレーのスーツは、ショルダーラインを誇張し、ラペルを落としたマイクロジャケットの形で登場。クリスタルやグログランなどで装飾していた。一貫したコンセプチュアルなコレクションでありながら、商業的なセンスにも溢れている。

Valentino - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


「ヴァレンティノ(Valentino)」
 ボリューム全盛のシーズンだが、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)もそのトレンドを先導している。カラーパレットはダークに切り替え、ハードなアティチュードを加えつつ、シルエットを強調。ジェンダーレスながらジェンダーベンディングではない。イブニングドレスにさえ足元に重めのブーツを合わせていた。大きな影響力を持つコレクションとなった。

Chanel - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


「シャネル(Chanel)」
 フレンチな"女子"の世界が見事に描かれていた「シャネル」。『ロバと王女』や『女鹿』といった映画のサウンドトラックを背景に、モデルは二人組や三人組で仲良く腕を組みながらキャットウォークを歩く。ジョッパーズパンツにはホワイトのフリルシャツなどを合わせたほか、4つボタンの「シャネルジャケット」新型、コートドレスなどが目を引いた。ビザンチン風のコスチュームジュエリーも見逃せない。今シーズン最もロマンチックなショーとなった。

Louis Vuitton - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」
 間違いなく最良のステージングを見せたショーだった。200人ものオペラ歌手が、オスカー常連デザイナーのミレーナ・カノネロ(Milena Canonero)による歴史的な衣装に身を包み、絵画のように並んだ光景は圧巻だ。バロックとエレクトロが混ざり合うサウンドトラックに合わせての歌唱も披露された。二コラ・ジェスキエール(Nicolas Gesquière)は、様々な時代を行き来し、ジェンダーを自在にミックス。マニッシュなピンストライプのシガレットパンツに、エドワード朝ダンディスタイルのウェストコート、サヴィルロウのロッカージャケットに、テッキーなタッチを加えたシルバージャカードなどを提案した。パラシュートパンツとムーンブーツ風シューズも印象的だ。大胆なミックスは必ずしも安定していたわけではないが、それでもパワフルな締めくくりとして、ユニークかつ力強いファッションのビジョンに加え、時間と我々との結びつきを示してくれた。

 

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