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30周年の仏ANDAM賞がマルタン・マルジェラを審査員に

掲載日
today 2019/02/06
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 設立30周年を迎えるフランスのデザインコンテスト「ANDAM賞」の今年の審査員に、初代優勝者であるマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が決定した。「現在はアーティストとして活動しており、ファッションデザインから退いたマルタンにとって、これは大きな決断だったと思う。本当に重要なことだし、賞をリスペクトして頂いて光栄」と同賞の創設者で代表も務めるナタリー・デュフール(Nathalie Dufour)は本紙に話す。

Nathalie Dufour - andam.fr


  「本当に有難いこと。ご自身の経験を伝えて新しい世代にバトンタッチする、その一つの方法でしょう」と同氏。マルタン・マルジェラはファイナリスト選考に関わり、結果発表にも参加するが、やはり公の場に姿を現すことは避けるという。
 
 マルジェラ自身も「ANDAM賞」の賞金が設立当初のブランドを支えたと話している。「1989年、僕は二度目のショーで割れた食器の欠片で作ったオブジェ・ジャケットを発表したが、ナタリー・デュフールはそれを見ていた。リサイクルがコレクションの根底にあると分かって、そこで若手デザイナー支援のために『ANDAM賞 』を作ろうと思ったんだ。僕が最初に受賞することになったけれど、賞金のお陰で『アーティザナル(Artisanal )』コレクションを制作・販売することができた。『アーティザナル』は2006年にパリ オートクチュールファッションウィークにも正式登録されている。この賞にどれだけ助けられたかわからない」。

 また、2002年に「メゾン マルタン・マルジェラ(Maison Martin Margiela)」を買収したOTBグループのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長もと今年は同賞でメンターを務める。ロッソ会長に関しては2013年に続き2回目の参加となる。
 
 1989年、ナタリー・デュフールはフランス文化省およびDEFI(服飾振興発展協議会)と共にファッションコンテスト「ANDAM賞」を立ち上げた。2017年には仏大手百貨店ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)グループの創業一族ギヨーム・ウゼ(Guillaume Houzé)が組織委員会長に就任。この30年間で規模を拡大し続けている同賞には、シャネル(Chanel)、クロエ(Chloé)、ピエール・ベルジェ-イヴ・サンローラン財団(Fondation Pierre Bergé – Yves Saint Laurent)、ギャラリーラファイエット(Galeries Lafayette)、エルメス(Hermès)、ケリング(Kering)、ロンシャン(Longchamp)、LVMH、OBO、OTB、プルミエールクラス(Premiere Classe)、サンローラン(Saint Laurent)、スワロフスキー(Swarovski)、トゥモロー・ロンドン(Tomorrow London Holdings Ltd)といった大手企業が協賛している。


ANDAM


 さらに、今年は新たに「ラコステ(Lacoste)」がスポンサーに加わったほか、ギャラリーラファイエット傘下の百貨店では「ANDAM賞」30周年の変遷をたどる展覧会の開催なども予定している。
 
 「『ANDAM賞』はどんどん大規模なものになって、本当に多くの人が関わるようになったけれど、一方で広報や宣伝が難しくなっているのも事実。ギャラリーラファイエットとの展覧会で、この30年間に発展したすべての事業について、統一した深いヴィジョンが示せると思う」とナタリー・デュフール。

 

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