2020/03/05
4大ファッションウィーク総括:2020-21年秋冬トレンド
2020/03/05
ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリと一連のファッションウィークが終了した。キャスティングもより多様になり、ジェンダー、年齢、体型を問わないインクルーシブな提案がより増えてきた印象だ。また、歴史的な衣装を取り入れるブランドも多く、来シーズンのワードローブはより洗練されたものになりそうだ。ミニマリズムとモノクロームのルックはもちろん、そこに装飾的な要素も加わる。先シーズンから引き続き、フリンジ、ケープ、オールレザー、メンズスーティング、チェックといったトレンドは健在だが、同時にパワフルな女性像や、ノンシャランなアティチュードも見られた。
1)伝統コスチューム

時間をテーマにした「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のコレクションでは、18世紀風のドレスから、頭からつま先までをすっぽり覆う長いコートやドレスが登場。「バレンシアガ(Balenciaga)」や「マリーン・セル(Marine Serre)」で見られたほか、「アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)」はパニエドレスを提案した。「グッチ(Gucci)」、「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」、「モスキーノ(Moschino)」も、クリノリンを現代に蘇らせている。「シャネル(Chanel)」では、銃士風のルックが目を引いた。
2)ショートケープ

時間をテーマにした「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のコレクションでは、18世紀風のドレスから、頭からつま先までをすっぽり覆う長いコートやドレスが登場。「バレンシアガ(Balenciaga)」や「マリーン・セル(Marine Serre)」で見られたほか、「アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)」はパニエドレスを提案した。「グッチ(Gucci)」、「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」、「モスキーノ(Moschino)」も、クリノリンを現代に蘇らせている。「シャネル(Chanel)」では、銃士風のルックが目を引いた。
3)祭服

スピリチュアルな要素を取り入れるブランドも少なくなかった。「バレンシアガ」のキャソック風ドレスや、「パコ・ラバンヌ」の白いレース、祭服風のルックに、「シャネル(Chanel)」、「グッチ(Gucci)」、「フィリップ・プレイン(Philipp Plein)」のクロスアクセサリー、そして「コム デ ギャルソン(Comme des Garçons)」、「シモーン・ロシャ(Simone Rocha)」、「リチャード・クイン(Richard Quinn)」の聖母や聖人を思わせる装いにも注目。
4)マキシショルダー

スピリチュアルな要素を取り入れるブランドも少なくなかった。「バレンシアガ」のキャソック風ドレスや、「パコ・ラバンヌ」の白いレース、祭服風のルックに、「シャネル(Chanel)」、「グッチ(Gucci)」、「フィリップ・プレイン(Philipp Plein)」のクロスアクセサリー、そして「コム デ ギャルソン(Comme des Garçons)」、「シモーン・ロシャ(Simone Rocha)」、「リチャード・クイン(Richard Quinn)」の聖母や聖人を思わせる装いにも注目。
5)バルーンスリーブ

来冬は腕が一番重要なパーツとなりそうだ。肩と同様に、袖も膨らんで誇張したシルエットを描くものが多く、この傾向はドレスからジャケット、ニット、コートなどあらゆるアイテムに見られた。
6)ネクタイ

スーツやジャケットに加えて、メンズのワードローブからやってきたキーアイテムといえばネクタイだろう。「ディオール(Dior)」、「シャネル」、「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」、「ダックス(Daks)」、「プラダ(Prada)」、「ロック(Rokh)」、「ヴェルサーチェ(Versace)」のランウェイにも登場した。
7)ニット

ウールを中心としたナチュラルなニットも来冬は存在感を増す。ケーブルニットはどのコレクションでも見られたほか、ニットドレスも主役に。「ノワール ケイ ニノミヤ(Noir Kei Ninomiya)」の巨大な"毛糸玉"状になったハイパーチャンキーニットドレスも忘れてはいけない。
8)"継ぎ接ぎ"

より多様な着方のできる洋服が求められるなか、複数のパーツを「継いだ」アイテムも目立つ。「マルニ(Marni)」では太いウールの糸で継ぎ合わせたほか、「ヴェルサーチェ(Versace)」はホッチキス、「サカイ(Sacai)」は金属のリング、そして「クリスティアーノ・ブラーニ(Cristiano Burani)」ではオレンジのニットドレスに黒い紐のレースアップディテールを加えていた。
9)ガーリードレス

パワフルで力強い女性像が目立つと同時に、遊び心のある少女趣味もトレンドに。ハイソックスと白い襟のグッドガールスタイルを中心に、「マルコ・デ・ヴィンチェンツォ(Marco De Vincenzo)」、「MSGM」、「フェンディ」、「グッチ」などドーリーなドレスを提案するブランドも多かった。
10)ジュエリー

シンプルでミニマルな洋服が増える一方、ルックを完成させるジュエリーのボリュームは増した印象だ。チェーンやパールのロングネックレスを体に巻き付けたりクロスボディにしたりとアレンジは様々で、時にはシューズやグローブ、バッグなども彩っていたいた。
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