1990年代のファッションシーンに大きな影響を与えたフォトグラファーCorinne Day（コリーヌ・デイ）の作品集「May The Circle Remain Unbroken」が、国内で9月1日に発売される。Kate Moss（ケイト・モス）を見いだし、「グランジ・ブーム」の火付け役となったCorinne Dayの魅力を164ページにわたり収録している。

　英国出身のCorinne Dayは、90年初頭にフォトグラファーとしてのキャリアを躍進。自然な姿を映し出すリアル・ドキュメントのファッションフォトを確立したことで知られている。今回発行される「May The Circle Remain Unbroken」は、2010年8月に48歳の若さで死去して以来初の作品集となる。
　本作品集は、Corinne Dayの夫で映像作家のMark Szaszy（マーク・サージー）や長年の親友でありミューズだったTara St. Hill（タラ・ヒル）らが、約3年の構想期間を経て共同で編集。初公開となる初期作品をはじめ、写真家として大躍進を遂げた1996年までの作品、友人たちのスナップショットが収められている。ロサンゼルス美術館の写真部長を務めるキュレーターCharlotte Cotton（シャーロット・コットン）とライターGlenn O'Brien（グレン・オブライエン）のエッセイも掲載。タイトルにはCorinne Dayが好きだったバンド「The 13th Floor Elevators（13thフロア・エレベーターズ）」の曲名を使用し、表紙のタイポグラフィーはPablo Ferro（パブロ・フェロ）が手掛けた。