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掲載日
2019/09/03
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BFC、英政府に合意なしのEU脱退回避を要請 業界の推定コストは1000億円を超す見込み

掲載日
2019/09/03

 英国ファッション協議会(The British Fashion Council)(以下、BFC)は、合意なしのEU脱退を回避するよう英国政府に求める嘆願書を提出した。対EU諸国との貿易関係が崩れた場合のリスクを述べている。

 
 BFCは「合意なしのEU脱退は避けるべき事態であると引き続き主張する」としており、2018年の輸出統計に基づいた試算では「WTOのルールに移行した場合、ファッション産業が支払う費用は8億5000万~9億ポンド(約1087億6100万~1151億7900万円)に上る」という英国ファッション&繊維協会(UK Fashion & Textile Association)のデータを示した。
 
 「クリエイティビティ、イノベーション、ビジネスでイギリスは世界をけん引する存在であり、この地位を維持していかなくてはいけない」とBFC。「ファッション業界には89万人が従事し、産業規模は320億ポンド(約4兆950億円)相当とイギリスの国民総生産に匹敵する」ことからも、必ず合意を取り付けるよう政府に強く求めた。

 しかし、"最悪のシナリオ"に至る可能性はゼロではない。ロンドン ファッションウィークを目前に控え、BFCは今月に入ってデザイナーに向けたセミナーを開催した。10月31日の時点で合意なしのEU脱退に至った場合のリスクや課題、そしてWTOルール適用の準備などに焦点を当てた内容だ。
 
 BFCによると、英国のEU脱退による影響は主に貿易と人材の二点に及ぶという。
 
 「ファッション業界における中小企業の取引は、初日から国際的だ。初期の発注のほとんどがイギリス国外からのものとなる」としたうえで、「芸術性・創造性を重視した商品を作り上げるため、デザイナーはあらゆる面でグローバルなアプローチを行っている。完璧な素材を調達するところから始まり、その素材を適切に使用するためには世界でも指折りのパターンカッターを見つけなければならない」とも論じた。
 
 「ファッションというのは、最終形態に仕上がるまでに何度も国境を越える複合的な商品だ。そしてそれを販売するためには、さらにシーズン中に国外の市場やショーへサンプルを持ち込む必要がある。他の業界の商にはない複雑な構図だ」。

 コストの増加はもちろん、書類や物流の問題、さらにEU域内の28ヵ国それぞれが科す消費税などを考えると、"複雑"な商品への影響は計り知れない。
 
 人材の問題にも言及しており、BFCはイギリス内務省と協力して既存の移民問題に取り組んでいるという。しかし、モデルとの新しい契約形態や「突出した才能を持つデザイナーや業界関係者がイギリスで働くための新しい道」を開拓したとしながらも、移民システムの更なる見直しも提言した。現状は「縫製担当者から言語のエキスパートまで、高度なスキルがありながらも賃金がそこまで高額ではない人々を取りこぼしている」というのがBFCの言い分だ。

 「技能移民に発行される『Tier 2』ビザには、最低収入3万ポンド(約380万円)との条件があるが、生産の現場で高い技術力を求められる役職では賃金がそれに満たないことも多い。また、『人材不足職業リスト(Shortage Occupation list)』も高級ファッション産業が求めている全職業を網羅しているとは言い難く、収入制限とリストの早急な見直しを要求する」。
 

(2019年9月3日現在、1英ポンド=128円で換算)

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