ブランド設立20周年を迎える「Cune（キューン）」が、パリで作品展「Cuneの世界展（L'exposition Cune à Paris）」を開催する。メンズファッションウィークと同時期に、これまでのコレクションやグラフィック、映像などを公開する。

　デザイナー安田裕紀が1994年に立ち上げた「Cune」は、「ファッションではありません。モード でもありません。あえてたとえるなら『かろうじて服』といった ところです」というブランドコンセプトで、毎シーズン独特のテーマのコレクションを展開してきた。「Cuneの世界展」は、ブランド設立20周年を機に初めて海外で開催される作品展。元イッセイミヤケ・ヨーロッパ社長の斎藤統が監修し、過去のコレクションをはじめTシャツのグラフィック600型以上、そしてこれまでの映像作品などを展示する。

　会場はパリ3区のOne Step Galleryで、メディアやプレスだけではなく一般客の入場も可能。メンズファッションウィークに合わせて6月26日〜7月2日に開催されるが新作発表はなく、会場内で商品の販売や受注などの予定もない。これをステップとして、本格的な海外展開に向けて準備を進めるという。


■CUNEの世界展 / L'Exposition CUNE à Paris（フランス語）

　会期：2014年6月26日〜7月2日
　会場：ONE STEP GALLERY 79 rue Charlot 75003 Paris