2021/04/29
Desigualが日本での活動を強化。大阪では新しいクリエイティブ・コンセプト、東京では新店舗を展開。
2021/04/29
4月1日に難波の心斎橋にDesigual大阪店がオープンし、また東京、名古屋、福岡にあるDesigualの旗艦店が完成しました。217平方メートルのスペースに、レディス、メンズ、アクセサリーの各カテゴリーのコレクションが展示されており、天井画や改
装された照明、ファーニチャーが際立つ空間となっています。

Desigualの目的は、市場でのプレミアムな位置づけを再確認し、「消費者に新しいショ
ッピング体験を提供する」ことに他なりません。このコンセプトは、店舗をアートギャ
ラリーのようにするもので、Desigualはすでにバルセロナのアルゲンテリア通り、リェ
イダ通り、オビエド通りのスペースで開始しています。
同時に、外部パートナーと共同で首都圏に倉庫を設置しました。これまでは香港からの
供給でしたが、日本市場では専用のエリアに在庫を置くことで、物流管理を容易にし、
カスタマーエクスペリエンスを向上させることができます。
「Desigualのブランド価値を高めるために、主要都市の大動脈に出店する計画を進めて
います」と、チャネル戦略担当のジョルディ・バルセルズは説明します。さらに、「現
在の状況では、物理的なものを含むすべてのチャネルを通じてお客様とのつながりを強
化し続けることが非常に重要だと考えています」と述べ、「新しい現実に適応した店舗
コンセプトにコミットする」ことの重要性を強調しました。

また、アンサイン社の「ジオグラフィック・ビジネス・ディレクター」であるデビッド
・スグレッチア氏は、「日本でのデジタル販売を拡大し、すべてのオンラインチャネル
で30%を超えることを目標とする」と断言しています。そして、「デジタル拡張プロジ
ェクトは、プレミアムフィジカルストアとの組み合わせにより、グローバルレベルで消
費者にとって真に差別化されたオムニチャネル体験を実現することを約束します」と続
けました。

1984年にバルセロナで設立されたDesigualは、2008年にアジア市場に参入しました。
現在、トーマス・マイヤーが率いる会社は、中国、香港、韓国、オーストラリア、マレ
ーシア、シンガポール、台湾、ベトナム、マカオで、直営店、マルチブランド、オンラ
インプラットフォームを展開しています。ブランド全体では、約290の販売拠点があり
ます。特に日本では、オンラインでの活動が既に売上の25%を占め、市場での活動は
5%となっています。
Desigualは、世界107カ国で、428の単一ブランドの店舗、10の販売チャネル、6つの製
品カテゴリーを展開しています。現在、2,700人以上の従業員を擁する同社は、2020年
の会計年度を、売上高38.8%減の3億6,000万ユーロという結果で締めくくりました。
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