掲載日
2013/08/21
2013/08/21
H&Mの7月既存店売上高が減少、3月以来のマイナス成長
掲載日
2013/08/21
2013/08/21
世界第2位のアパレル小売大手ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)は8月15日、7月の既存店売上高が現地通貨建てで前年同期比1%減少し、3月以来初の減少に転じたと発表した。ロイターによるアナリスト予想では1%増とされていた。
新設店舗を含む総売上高は7月、現地通貨建てで前年同期比9%増となり、アナリスト予想(10%増)を下回った。欧州では経済危機や先行き不透明感から消費が減速している上、特にローコスト事業では競争が激化している。H&Mは7月31日時点で2940店舗を展開。昨年は2603店舗だった。
6月の既存店売上高は3%増と、過去9カ月で最も高い伸び率を示していた。2013年度第2四半期は、欧州での消費低迷と悪天候が影響し、想定外の値引きを行ったことで収益は予想を大幅に下回った。Karl-Johan Persson(カール・ヨハン・パーソン)CEOは、6月半ば、この時期には珍しく春夏物の売上が伸びたが、これは低い気温が続いた春シーズンの反動であり、需要が拡大基調にあるとは言えないと話している。
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