H&M×デザイナーの卵 2014年優勝者エディのコレクションは?

 「H&M」が2012年から毎年販売しているH&M Design Awardの優勝者とのカプセルコレクションは、デザイナーコラボレーションに劣らないクリエイションとデザイン性で、完売アイテムが続出している。今年は10月23日に、H&M Design Award 2014の優勝者Eddy Anemian(エディ・アネミアン)のコレクションを発売。「ディオールのクチュールラインとメゾン・マルタン・マルジェラの職人技」を目標に掲げる現在25歳のエディに、「H&M」との取り組みについて聞いた。


 2014年の受賞者エディはフランス出身でベルギーの芸術学校ラ・カンブルで学び、「Balenciaga(バレンシアガ)」でインターンを務めた経験を持つ。H&M Design Awardでは映画「I Am Love」のTilda Swinton(ティルダ・スウィントン)が演じるキャラクターや、フランスの画家Dominique Ingres(ドミニク・アングル)にインスピレーションを得たコレクションを発表し、ロマンティックな世界観と技術面が高く評価された。

 商品化されたアイテムはトップスやロングスカート、セットアップなど全10型。コレクションのシグネチャーでもある花柄の室内装飾生地を細長くカットし再構築したアイテムなど、エディがデザインしたものをウェアラブルに仕立て直し、軽量化。エディは「コマーシャルピースにするために大幅な修正はしなかった。私の服の、ロマンティックでポエティックな雰囲気やテクニックを伝えられるような素材使いや価格設定になっている」といい、満足の仕上がりになったという。国内では渋谷店のみで取り扱われ、価格帯は4,490円から27,990円で展開される。

 「H&M」と「Balenciaga」、2つのブランドで働いた経験を「チームで動くということ、ドレスメーカーと働くこと、メインデザイナーと各部署との協調性、最新の洋服メーカーであり大規模なミーティングを行うことなど共通点は多かった」と振り返り、「H&M」においては「特にこれまで以上に速いペースでの仕事だった。オーガナイズ力も勉強になった」と話している。2015年からは文化服装学院をはじめとする3校が国内の参加対象校となることが決定しており、今後日本からも「H&M」とコラボコレクションを制作するデザイナーの卵が誕生するかもしれない。

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