H&M、新ブランド「Arket」のローンチを発表

　H&Mグループが、新ブランド「Arket」のローンチを発表した。同グループは「H&M」のほか、「コス（COS）」、「アンドアザーストーリーズ（& Other Stories）」、「モンキ（Monki）」といったブランドを展開している。「Arket」では、普遍的なスタイルのウィメンズ、メンズ、キッズアパレル、そして一部インテリア雑貨を揃えるという。今秋にはロンドンに一号店を出店、その後ブリュッセル、コペンハーゲン、ミュンヘンと続く予定だ。

　「価格帯は様々だが、『H&M』をやや上回る設定になる。素材、機能性、カッティングにこだわった」とカール・ヨハン・パーソン（Karl-Johan Persson）CEO。「Arket」店舗では、外部ブランドのセレクトも販売する。カフェも併設し、質と健康にこだわった「北欧のヌーベルキュイジーヌ」を提供するという。

　昨年1月、15-16年通期決算発表の場で新ブランドのローンチ計画を明かしていたH&Mグループ。今回の発表も、17-18年第1四半期の決算報告にて行われた。18年には「H&M ホーム（H&M Home）」オンリーショップ初出店の予定もあるとしている。

　グループのブランドとしては、「コス」が07年に、「アンドアザーストーリーズ」が13年にそれぞれスタートしたほか、10年に買収したファブリック・スカンディナビアン（Fabric Scandinavien）社の「モンキ（Monki）」、「チープマンデー（Cheep Monday）」、「ウィークデイ（Weekday）」が存在する。

　グループの15-16年通期連結結決算は、純利益が11％減、売上高が現地通貨で7％増の2280億スウェーデンクローナ（約2兆8500億円）となっている。増収の主な要因は、新規開店によるものだった。

（2017年3月30日現在、1スウェーデンクローナ＝13円で換算）

H&M、新ブランド「Arket」のローンチを発表

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