掲載日
2012/12/19
2012/12/19
H&Mの11月既存店売上高は2カ月連続後退、ただし市場予想ほど悪化せず
掲載日
2012/12/19
2012/12/19
スウェーデンの衣料大手H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)は、11月の既存店売上高が前年比1%減となったことを発表した。ロイター調査では3%減と予想されていたが、減少率は市場予想より小幅だった。しかし10月の5%減に続く2カ月連続での売上減少となった。グループ全体の総売上高は現地通貨建てで7%増となり、予想平均の6%を上回った。
H&Mの主力市場であるドイツで11月売上高が5%減少したとの統計が発表されていたことから、在庫増加に伴う値下げ懸念が高まっていた。スペインの衣料大手Inditex(インディテックス)に次ぐ世界第2位の衣料店チェーンであるH&Mは、主に欧州を中心に展開しており、経済危機に伴う消費減少の影響を強く受けている。
第4四半期(9−11月期)の売上高は5%増の325億スウェーデンクローナ(約49億ドル)(約4225億円)で、市場予想と一致した。通年の既存店売上高は1%減となった。
(1スウェーデンクローナ=13円で換算)
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