掲載日
2013/02/20
2013/02/20
Invista社とArzeda社がバイオ原材料の開発で提携
掲載日
2013/02/20
2013/02/20

世界最大級のポリマー・繊維総合企業であるInvista社と米国シアトルを拠点とするバイオテクノロジー企業Arzeda社は2月6日、新規バイオプロセスを実現する新技術開発に向けて提携したと発表した。両社はまず、塗料やナイロン、合成ゴムなどの生産に使用される不飽和炭化水素「ブタジエン」の開発で協業する。
Invista社のナイロン中間体事業を担当するBill Greenfield(ビル・グリーンフィールド)副社長は、「この提携を通して、ブタジエンの世界的な供給を強化するための革新的なソリューションを模索する。バイオ副産物を競争力のある価格で提供する道を開くことにより、安定供給を確保し、価格変動を減らすことが可能となる」と説明。「今回の協業は、バイオ副産物としての多彩な製品開発を加速するために、バイオテクノロジー分野における両社の強みを活用する絶好のチャンスだ」と話した。
世界約20カ国に拠点を置くInvistaグループは、ライクラ®ファイバーやコーデュラ®ファブリックといったブランドを展開している。同グループは1月、Shanghai Chemical Industry Park(上海化学工業区)にナイロン生産工場を建設する計画について、環境アセスメント(EIA)を通過したと発表していた。
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