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J.フロントが最終赤字260億円に下方修正、長期間の店舗休業が痛手に

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fashionsnap
掲載日
2020/06/29
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 J.フロント リテイリングが、2021年2月期(2020年3月1日~2021年2月28日)の通期連結業績予想を下方修正したと発表した。総額売上高は前回予想から20.3%減の8050億円、売上収益は同19.2%減の3320億円、営業損益は300億円の赤字(前回予想は120億円の黒字)に引き下げ、親会社の所有者に帰属する当期純損益は前回予想の50億円の黒字から260億円の赤字に転落する見通しとなった。

J.フロント リテイリング 公式ホームページより


 下方修正の理由として同社は、6月29日に発表した2021年2月期第1四半期の連結業績や今後の業績の見通しを踏まえたものであると説明。2021年2月期第1四半期は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い百貨店・パルコ事業の長期間に及ぶ店舗休業や営業時間短縮を実施したことによる影響や、インバウンド消費の減退、国内消費の低迷などを受けて、連結売上収益は対前年で43.6%減の634億円と大幅に減少した。一部の事業や店舗の業績悪化に伴い減損損失115億円を計上し、営業損益が271億円の赤字、最終損益が203億円の赤字となった。

 今後の見通しとして、主力の百貨店・パルコ事業において来店客数、売上、店舗賃貸収入等が段階的に回復することを仮定し、連結売上収益は第2四半期において前年実績の約7割程度、下半期は同8割程度に回復すると見込む。感染症の影響が想定を上回った際の備えとして、投資抑制や経費削減、手許資金の積増し、資金調達枠の増額などの対策を講じるなど、必要な資金を確保できる体制を整えていくという。

 

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