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LVMHが新サステナブル指針を発表、アントワーヌ・アルノーが語るグループの取り組み

掲載日
today 2019/09/26
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 LVMHグループが、環境とサステナビリティに関する新しい指針「LIFE(LVMH Initiatives For the Environment)」を発表した。動物由来の素材に関する規定や、科学委員会の設置、アマゾン火災への戦略的提携の数々に、ユネスコとの「Man&Universe」パートナーシップなどが盛り込まれている。

Antoine Arnault - Photo: Courtesy of Berluti - Courtesy of Berluti


 LIFEでは、他にもソーラー・インパルス財団(Solar Impulse Foundation)と協業し、グループの店舗網における消費エネルギー削減や自家エネルギーの生産、代替物流手段の模索などを行っていくと記されている。
 
 今回のプロジェクトを主導しているのはベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長の長男、アントワーヌ・アルノー(Antoine Arnault)で、同氏はLVMHグループのコミュニケーション・イメージを統括しているほか、傘下の「ベルルッティ(Berluti)」CEO、「ロロピアーナ(Loro Piana)会長を務める。さらに、最近少数株式を取得した「ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)」とのパートナーシップに関しても中心的な役割を果たした。そんなアルノー氏に、LVMHグループと環境についての取り組みについて聞いた。

 LVMHが今になって2020年「LIFE」指針を発表した理由を問われると、「LVMHはここ25年から30年ほど、ずっと持続可能な発展への挑戦を意識してきたし、密かに変化をもたらしてもきました。今まではクラフトマンシップや商品の美しさを通してのみそれを発信してきたのですが、従業員や株主、消費者のためにも、もっと大きな声で語るべきだと気付いたんです」と説明する。
 
 グループの環境に関する取り組みは27年ほど前に遡るというが、現在は、シルヴィー・ベナール(Sylvie Bénard)責任者がプロジェクトを率いている。「彼女は20年以上にわたってLVMHで持続可能な発展に取り組んできました。LIFEでは、主要な9つのテーマのもとに今までの取り組みを纏めています。傘下70ブランドの戦略計画も含めたもので、これは突然思いついたというようなものではないんです」。
 
 競合相手のケリング(Kering)が始めた環境協定「ファッションパクト(Fashion Pact)」には、30あまりの企業が集ったものの、LVMHは距離を置く方針だ。
 
 「LVMHの事業は、この業界の他の企業とは比べられません。ファッションだけでなく、コスメ、ワインとスピリッツ、ディストリビューション、そしてホテルまで、ラグジュアリー産業のあらゆるカテゴリをカバーしている。協定に参加している企業は主にファッションを扱っており、他にもファストファッション企業も多い。ビジネスモデルという点で我々との共通点が無いのです。もちろん、サステナビリティの必要性という点には同意していますよ」。
 
 「我々の指針には非常に明確な目標が掲げられています。具体的かつ測定可能なもので、何十年先のことではなく、数年後を見据えているのです。この『LIFE』プログラムの多くは再生可能なエネルギー、CO2削減、そして廃棄物管理についてのものになっている。トレンドと言われてしまえばそうですが、我々は長い間積極的にこの問題について取り組んできました。現在でも、我々の廃棄物の91%が再利用あるいは再生されています」。
 
 「レザー、ファー、エキゾチックスキンは引き続き生産・使用していくつもりです。業界のリーダーとして、クラフトマンシップを守っていかなくてはなりません。しかし、適切な過程と透明性が必要です。現実的に考えて、消費者は結局こうした製品を買い続けるでしょうから、どうせなら我々から高品質な商品を提供したいと思っています。よりエシカルで環境に配慮したやり方で生産していますから」。
 
 
「ステラ・マッカートニー」について
 この春、LVMHは「ステラ・マッカートニー」の少数株式取得を発表した。取引の詳細は不明だが、49%を買収したと推測されており、これは以前のパートナーであるケリングと同様の比率だ。ブランドの年商は2億5000万ユーロに上ると見られている。
 
 「ステラ・マッカートニー」は2001年の設立当時から、ファーやレザーをはじめ動物由来の素材を一切使用しないという方針を貫いているが、LVMHグループの傘下には毛皮やエキゾチックレザーで名高い「フェンディ(Fendi)」も収まる。一体どのような経緯でパートナーシップが叶ったのだろうか?
 
 「ステラとの話し合いで最初に議題に上った部分でした。内部から働きかけていくことが人々を動かす一番の道だと彼女も感じてくれていると思います。とても賢い女性ですし、彼女の立場は我々もよく理解している。賢い人々が必ずしもすべてに賛成するかというと、それは別の話ですから」とアルノー氏。


Stella McCartney - © PixelFormula


 グループはすでにステラ・マッカートニーのアイディアを取り入れ、店舗にはサステナブルな照明を採用しているという。さらに、傘下メゾンのいくつかでは、糊を使わないスニーカーを作る予定もある。
 
 「ステラを迎えることができて嬉しいですよ。確固とした自分の意見を持っていますが、同時に我々の言い分も聞いてくれます。一緒に仕事ができて光栄だ」。
 
 一方で、「ステラ・マッカートニー」はケリングの「ファッションパクト」に署名している。
 
 
気候問題
 アマゾン火災に対して50万ユーロ(約  円)の寄付を約束しているLVMH。先日の「グローバル気候マーチ」ではグレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)の激しい演説が話題となったが、気候問題に対する大企業の責任についても見解を述べた。
 
 「『グローバル気候マーチ』を応援しています。大企業として、我々には責任がある。アメリカにはさらに規模の大きい企業が存在しますが、我々は正しいことをしなければならない。私自身二児の父親として、取り組みの必要性を感じています。グループとして貢献できるとは思っていますが、私たち皆が何かをすれば、それが本当の変化を起こすはずだ」。
 
 
LVMH
 アントワーヌ・アルノーは、この10年ほどLVMHグループの取締役を務めている。「Core Values」キャンペーンで好評を得たほか、グループ傘下のブランド施設を一般公開する「Les Journées Particulières」も彼の発案だ。
 
 「LVMHについて偏った意見を持っている人が多いのはなぜか、と従業員から聞かれたことがあって、それがヒントになりました。細心の注意を払って美しい商品を作っているのに、会社のことをよく知らない人が多い。そこで、『我々が実際に働いているところを見てもらったら良いんじゃないか』と考えたんです。これが人々の見方を変える一因になったと思っています」。


Louis Vuitton - Spring-Summer2020 - Menswear - Paris - © PixelFormula


 また、ケリングと共同でモデルの雇用に関する規定も制定し、若年者の保護に取り組んだ。
 
 「すごく効果がありました。完璧とは言いませんが、先シーズンあったような移動手段の問題など、多くが改善されたようです。問題が無くなったと言い切ることはできません。しかし、LVMHが使っているモデルは皆適切に扱われています」。
 
 パリ証券取引所に四半世紀以上上場している巨大コングロマリットながら、ベルナール・アルノー会長はグループを「家族経営」と言い表す。
 
 「確かに、会社は家族経営だととらえています。私の父が作り上げた素晴らしい環境を、次の世代に残していきたいと思っています。もしかすると、いつか私自身の子供たちが継ぐかもしれない」。
 
 ベルナール・アルノー会長はこの3月で70歳になったが、後継者については憶測も囁かれている。
 
 「父の引退?考えたこともありません。引退する日なんて来ないんじゃないかと思っていますよ」。
 
 
 

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