LVMHグループ、初の自社アイウェア工場を開設

 LVMHがマルコリン(Marcolin)と合弁し、初となるアイウェア生産施設「Thélios」をイタリア北部に開設した。グループ傘下のブランドのサングラスやアイウェアフレームを生産するという。


 「Thélios」はギリシア神話に因み、光の女神テイアと太陽神ヘリオスを組み合わせたもの。LVMHグループとイタリアの大手アイウェアメーカーであるマルコリン社との合弁会社となり、出資比率はLVMHが51%、マルコリンが49%となっている。LVMHグループはマルコリン社自体の株式も10%所有している。
 
 「イタリアはLVMHにとって第二の故郷だ。同国には23の生産工場を構えているが、数年前はたった5つだった。イタリアには6億ユーロ(約800億円)近くを投資し、この5年で従業員数は倍増、9500人に届く勢いだ」とLVMHのグループマネージングディレクターのトニ・ベッローニ(Toni Belloni)。
 
 現在のところ、同施設では「セリーヌ(Céline)」のアイウェアのみが生産される予定だが、年内に「ロエベ(Loewe)」と「フレッド(Fred)」の2ブランドも加わるという。アイウェアに関しては、生産販売を外部にライセンス委託するのが従来のモデルであったが、同施設の開設は新しい試みとなる。「我々が目指すのは、工芸的な技と先端技術が完璧に調和するようなシステムの構築だ」ともベッローニ氏は話す。「アイウェアの販売に関しても、商品と同じレベルの品質でなければならない」。
 
 今日、「Thélios」では250人の従業員が働いているが、うち100人近くが職人だ。年内に人数は倍になる予定だという。昨年初めにマルコリンとの合弁会社設立が発表されたが、その際同社は4、5年で5000万ユーロ(約70億円)程度の投資を考えていると述べていた。
 
 マルコリンはフランスの投資会社PAI Partnersが所有しており、すでに「トム・フォード(Tom Ford)」、「モンクレール(Moncler)」、「ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)」、「ディーゼル(Diesel)」、「ゲス(Guess)」、「スワロフスキー(Swarovski)」といったブランドのアイウェアをライセンス生産している。
 
 また、「バレンシアガ(Balenciaga)」とも6年にわたって契約していたが、先日ライセンスの終了を発表。19年春夏コレクションからは親会社ケリング(Kering)のアイウェアメーカー、ケリング・アイウェア(Kering Eyewear)が手掛けることになる。
 


with AFP
 

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