fashionsnap
2021/04/18
LVMHジャパンが女性の再就職を支援 国際ファッション専門職大学とモード学園が協力
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2021/04/18
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン(以下、LVMHジャパン)が、女性の再就職とキャリアアップをサポートする「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム」をスタートした。主に結婚や出産、育児、介護などの理由で離職せざるを得なかった女性および性自認が女性である人を対象に、ファッションやコスメティックス、ウォッチ&ジュエリーの販売における専門的な知識と経験を得るための学習機会とトレーニングを提供し、再就職を支援する。

LVMHは若い世代や新たなキャリアを模索する人々の雇用開発を目的に、2014年に「ME(Métiers d’Excellence)」インスティチュートをパリで創設。これまでにヨーロッパ4ヶ国で31のプログラムを実施しており、約1000人が受講した。アジア地域に導入されるのは初となる。
今回のプログラムには学校法人 日本教育財団が運営するモード学園と、2019年に開学した国際ファッション専門職大学が協力。参加者は1年間にわたり両校の総合校舎コクーンタワーでファッションと美容の基礎知識を学ぶ座学授業、接客やメイク、スタイリングの実習授業、国内外のビジネスリーダーによる講義などの特別カリキュラムを受講することができるほか、LVMH傘下ブランドまたは部門のスペシャリストをメンターに、店舗でのインターンシップを通じてクライアント・アドバイザーの実務を経験できる。特別カリキュラムの授業料に関しては免除され、職場実習期間には生活支援の手当が支給される。プログラムの受講期間は1年間。授業およびトレーニングを終了すると卒業証書が授与され、LVMH傘下ブランドでクライアント・アドバイザーとしての就職チャンスを得ることができる。
2021年のプログラムでは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ブルガリ(BVLGARI)」「セリーヌ(CELINE)」「フェンディ(FENDI)」「ロエベ(LOEWE)」が参加。4月15日に立ち上がった1回目のプログラムには、さまざまなバックグラウンドを持つ12人を受講生に迎えた。
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