626
求人
SHISEIDO
Sap Global Training Lead (Manager)
正社員 · TOKYO
SHISEIDO
Manager or Staff, Social/Kol, Social & PR Group, Marketing & Consumer Experience Dept., Sgbu
正社員 · TOKYO
SHISEIDO
Sgbu, Brand Manager or Abm, Marketing & Consumer Experience Development Dept
正社員 · TOKYO
SHISEIDO
Strategy Manager, Strategy Group, Business Development Dept., Shiseido Global Brand Unit
正社員 · TOKYO
NIKE
Manager, Site Experience, Japan
正社員 · TOKYO
SHIMANO
【大阪】自転車部品の営業・営業管理(課長候補)(営業統括部)
正社員 · SAKAI
A & F
Hollister CO. - ブランド代表者 (アルバイト), Lazona Kawasaki Plaza
正社員 · KAWASAKI
SHIMANO
【大阪】自転車部品の販売計画立案・推進(営業統括部)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
【大阪】自転車用品の営業・営業管理担当(営業統括部)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
【大阪】自転車部品の営業・営業管理(係長候補)(営業統括部)
正社員 · SAKAI
PUMA
Public Relations
正社員 · TOKYO
LVMH WATCH & JEWELRY
Lvmh Watches & Jewelry: IT Application Manager
正社員 · TOKYO
BERLUTI
Finance Director(Overseeing Finance, is&t, And Logistics)
正社員 · CHIYODA CITY
QVC
Health & Fitness Buyer
正社員 · CHIBA
HENKEL
Legal Counsel
正社員 · SHINAGAWA CITY
ABBOTT
<Vas事業部>Sales Representative、西関東(神奈川・静岡)
正社員 · TOKYO
MAC
Mac_consumer Marketing Manager
正社員 · CHIYODA CITY
BOBBI BROWN COSMETICS
Senior Marketing Manager, Bobbi Brown
正社員 · CHIYODA CITY
ESTÉE LAUDER COMPANIES
Legal Senior Counsel
正社員 · CHIYODA CITY
CHRISTIAN DIOR COUTURE
Merchandising Manager, Men's Category (Rtw or lg)
正社員 · CHIYODA CITY
CHRISTIAN DIOR COUTURE
cd, Distribution Planner, Christian Dior, Tokyo
正社員 · TOKYO
FASHION GROUP
Lvmh Fashion Group, Internal Control Specialist
正社員 · TOKYO
掲載日
2018/02/15
ダウンロード
記事をダウンロードする
印刷
テキストサイズ

NYファッションウィーク:「カルバン・クライン」のポップなスキースタイル

掲載日
2018/02/15

 ラフ・シモンズ(Raf Simons)手掛ける「カルバン・クライン(Calvin Klein)」のショーは、インビテーションの段階から期待が高まるものだった。シルバーメタリックのバッグにの中には、ポップコーンの袋とアンディ・ウォーホルのイメージが同封されている。

Calvin Klein - Fall-Winter2018 - Womenswear - New York - © PixelFormula


 今シーズンはウォーホルの「救急車の悲劇」を取り上げたが、パッケージの反対側には「More and More and More」の文字が。
 
 ショー開始前のライブ配信の画面にはポップコーンスタンドが表示されていたが、実際の会場のセットは別のものだ。廃木材でできたニューイングランド風の納屋に、工事の足場や曲がった鉄材などが組み合わされ、ペイントを施した巨大な壁はウォーホルの「ファクトリー」を思い来させるものだ。そこに『Interview Magazine』の編集長を務めたイングリッド・シシー(Ingrid Sischy)の顔などがフィーチャーされている。

 ニューイングランド地方に吹く風の音に続いて、テクノのビートが響く。会場が照らされると、ウールのバラクラバを被ったモデルがフライトジャケット風のジャーキンとビッグサイズのラバーブーツを纏って登場した。続くリヤ・ケベデ(Liya Kebede)はフェイクファーのレオパードコートに身を包む。他にも、スキーキャップとレオパードのヒジャブを合わせたようなアイテムから、シルバーメトリックのファイヤーマンフードにニットバラクラバ、レトロフューチャーなメタルキャップなど、ヘッドアクセサリーが非常に充実していた。
 
 やはりシルエットはビッグサイズで、チェック、ツイード、メタリックまで、ショルダーを強調したチェスターコートが多数見られた。また、特にウィメンズではドレスも目立ち、ストイックなロング丈のアイテムの身頃に大胆なスリットを入れたものや、シルバーのロンググローブと合わせたセクシーなボールガウン、さらにビショップスリーブのフロックにレッドタータンやメタリックのジャンパースカートをレイヤードしたものも。
 
 シグネチャーであるウェスタンシャツは健在で、ポロネックの上に重ねたり、ヒジャブと合わせたルックも登場。フォックスモチーフのエッグシェルブルーセーターや、幾何学プリントのドレス、フェイクファーのコヨーテコートなども目を引いた。キーとなる色は、やはりポップコーンの袋を思わせるシルバーだろう。
 
 ショーの最後に現れたラフ・シモンズは、オーバーサイズのセーターに身を包み、拍手の中でいつものように控えめに手を振っていた。しかし正直に言えば、先日彼が自身のブランドで披露したようなクチュール的な繊細さや大胆なカッティングといったものが、今回のコレクションには少し欠けていたようにも思われる。「このコレクションは、『カルバン・クライン』に対する僕の考えの進化を表している。アメリカ社会に対する見方もそうだけれど、もっと広い、普遍的なものをね。古い世界と新しい世界、アメリカ大陸発と60年代の宇宙開発競争や、現代の情報化社会が出会う寓話なんだ」と語ってくれた。
 
 「カルバン・クライン」が勢いを取り戻したのは間違いなくラフ・シモンズの功績だろう。マディソン街にある旗艦店も、ミニマルな内装をすっかり脱し、カナリアイエローとスターリング・ルビーによる現代アートの共演が盛況をもたらした。
 
 PRの面でも一貫しており、最新キャンペーンではウィリー・ヴァンダーピエール(Willy Vanderperre)が廃墟の納屋の中で撮り下ろしたビジュアルが用いられた。カルバン・クライン本人によるかつての素晴らしいキャンペーンには及ばないと考える向きもあるかもしれないが、とにかくクレバーでクールだ。
 
 

不許複製・禁無断転載
© 2024 FashionNetwork.com