日本の皮革製品の魅力を世界に伝える展覧会「Leather Japan 2014（レザー ジャパン 2014）」が、ニューヨークで開催される。今回は、「Fugahum（フガハム）」のアートディレクター三嶋章義ら国内外10組のアーティストが、エゾ鹿の革を素材に使用してオリジナル作品を発表。ニューヨークファッションウィーク期間中の2月11日〜23日、現代美術ギャラリーThomas Erben Galleryに展示する。

　「Leather Japan 2014」では、坂本龍一の呼びかけによって設立された森林保全団体「more trees（モア・トゥリーズ）」の協力のもと、日本で害獣として駆除されたエゾ鹿を使用した作品が披露される。日本人アーティストは「Final Home（ファイナルホーム）」を手がける津村耕佑、ロボットやエロティズムを追求した女性像の作品で有名な空山基、アメリカを拠点に自身の名前でマスクシリーズを制作しているShin Murayamaなど。日本古来の伝統的な工芸品から現代を代表する日常品や芸術作品まで、ファッションとクラフトプロダクト、アートの3つの分野から作品を集めて紹介する。

　革靴・皮革製品企業やクリエイターで構成された日本皮革製品発信実行委員会が主催する「Leather Japan」は、2012年2月のNYファッションウィークで初開催された。昨年度は「SASQUATCHfabrix.（サスクワッチファブリックス）」や「blackmeans（ブラックミーンズ）」、「Hender Scheme（エンダースキーマ）」など8つのブランドが参加し、「Mercedes-Benz Fashion Week」の公式参加と合同展示会の出展を中心に、皮革製品のクリエイションとクオリティの高さを訴求した。


■LEATHER JAPAN 2014 参加アーティスト

　Glen Fogel, Chitra Ganesh, Saya Kubota, Akiyoshi Mishima, Shin Murayama, Carlos Rigau, Hajime Sorayama, Kosuke Tsumura, Hiroki Tsukuda, Shuhei Yamada


■LEATHER JAPAN 2014

　期間：2014年2月11日〜2月23日
　場所：Thomas Erben Gallery（526 West 26th Street, floor 4, New York, NY 10001）

　主催 : 日本皮革製品発信実行委員会
　協力 : 経済産業省、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構、
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