2015-16年秋冬シーズンの新作ウィメンズコレクションを発表するコレクションサーキットが、NYで幕を開けた。「Mercedes-Benz Fashion Week New York」は、2月12日から19日の8日間。ランウェイショーだけではなく、プレゼンテーションやエキシビジョンなど、多彩な形式で最新のトレンドが発信される。

　今回のNYコレクションは、例年より約1週間遅い日程で初日を迎えた。今シーズンは、「オスカー・デ・ラ・レンタ（OSCAR DE LA RENTA）」が、元「ニナ・リッチ（NINA RICCI）」のピーター・コッピング（Peter Copping）が新クリエイティブディレクターに就任して初のコレクションを発表。マリッサ・ ウェッブ（Marissa Webb）が手がける「バナナ・リパブリック（BANANA REPUBLIC）」は、初のプレゼンテーションを実施する。

　日本人デザイナーでは12日に「タダシ ショージ（TADASHI SHOJI）」、16日に「アディアム（ADEAM）」が公式スケジュールでショーを開催。また関連イベントとして、14日にバンタンとパルコがアジアの若手デザイナーを発掘・インキュベートするプロジェクト「アジアファッションコレクション（Asia Fashion Collection）」が開催され、バンタンデザイン研究所の学生とアジアの若手デザイナーが競演する。

　19日にはファッションイベント「東京ランウェイ」が初めてNYに進出し、「TOKYO RUNWAY MEETS NEW YORK」と題して合同ショーを開催。オフィシャル会場のLincoln Center（リンカーン・センター）を舞台に、「ドレスキャンプ（DRESSCAMP）」「アウラ（AULA）」「ハンアンスン（HAN AHN SOON）」「ダブル スタンダード クロージング（DOUBLE STANDARD CLOTHING）」「フィグ アンド ヴァイパー（FIG&VIPER）」、「リッチミーニューヨーク（Riccimie NEW YORK）」、そしてブランド休止中の「マスターマインド・ジャパン（mastermind JAPAN）」のデザイナー本間正章が日本のカットソーメーカーA-GIRLʼSと取り組む新ブランド「mastermind feat. A-GIRL'S」が参加する。