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掲載日
2017/09/08
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NYファッションウィーク:「カルバン・クライン」、ラフ・シモンズのアメリカンドリーム

掲載日
2017/09/08

 「カルバン・クライン(Calvin Klein)」がニューヨーク ファッションウィークで披露したラフ・シモンズ(Raf Simons)2シーズン目のコレクションは、ノスタルジックなロマンティシズムを感じさせた。

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 コレクションの半分を占めるアンディ・ウォーホル作品のプリントイメージをはじめ、グラフィック、レタリングに溢れたクリエーションは、ラフ・シモンズによる"アメリカンドリーム"の新たな解釈だ。ブランドの持つミニマリズムを打ち破るように使われていたのは、特にアメリカのイコノグラフィーをユニークに切り貼りした手法だ。ブラッドオレンジ、フューシャといったビビッドな色使いが目立つ。カナリアイエローのサテンロデオシャツは、レッドのウェスタンブーツにスタイリングした。
 
 メンズもウィメンズも、ウールのプレイドやチェスターコート、デニムジャケット、ウォーホル作品と組み合わせたジーンといったアイテムが登場。ジーンズに施したレザーパッチには、伝説にもなった広告のブルック・シールズが覗く。Tシャツにも、今季のラフのミューズでもあるアートコレクター、サンドラ・ブランドのアンディ・ウォーホルによるポートレイトが。

 アーガイルパターンにブランド名の刺繍を入れたものの他にも、エキセントリックな小物も豊富に登場した。巨大なウールタッセルや香水瓶、インダストリアルベルトに、果てはホルスターまで腰にぶら提げているモデルも。個性的なウェアながら非常に商業的なコレクションは素晴らしく、「カルバン・クライン」はアメリカで最も旬なブランドになっていくことだろう。
 
 一度は、モノクロのカラーパレットとハイテクテキスタイルに手を出したこともある「カルバン・クライン」だが、もうその時代は終わりだ。ラフ・シモンズの手に掛かれば、ネオンカラーとフレンチシルク、アブストラクトなレザーに溢れた世界が繰り広げられる。彼のデザインコンセプトは、マディソン街にある旗艦店のリニューアルにも反映されている。建築家ジョン・ポーソン(John Pawson)による白一色の四角い建物は、かつては90年代風のミニマリズムを象徴する存在だった。しかし今ではブライトなイエローに塗り替えられ、店内にはコンテンポラリーアーティストのスターリング・ルビー(Sterling Ruby)制作のインスタレーションで様々な布切れがぶら下がっている
 
 「最近のファッションは守りに入りすぎていると思うんだ。だから映画とかドラマを沢山見なくちゃならない。もっと自由に作られているからね」とバックステージで話したラフ・シモンズ。バックに流れるのは『アメリカン・ビューティー』から『華氏451』まで、様々な映画のテーマ音楽だ。
 
 最近はドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)』を見ていると明かして、皆を驚かせていた。「夢中になってしまったんだ。7年前に始まったのに、見たことがなかったんだけど。本当にすごいよ。戦いに、会話に、色々な場所が登場する。でも僕が好きなのは皆が思っているのとは違うと思うよ。とにかく戦いの場面が気に入ってるんだ!」。
 
 ショーの最後には、いつも通り右腕のピーター・ミュラー(Pieter Mulier)と共に姿を現した。ウォーホルによるデニス・ホッパーのイメージをプリントしたTシャツについて問われると、ミュラーは「どうしてデニス・ホッパーかって?彼が全身、ザ・アメリカ、って男だからさ!」と答えてくれた。
 

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