fashionsnap
2017/12/04
NY発バッグ「OAD New York」2018年春夏から販路拡大
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2017/12/04
ニューヨーク在住のバッグデザイナー シドニー・スーリー(Sydney Suh-Lee)が手掛けるバッグブランド「オーエーディー ニューヨーク(OAD New York)」が、セールスとPRを担当するショールームセッション(Showroom Session)と契約し、2018年春夏シーズンから日本での展開を拡大する。

スーリーは、パーソンズ美術大学を卒業後、約10年間「ケイト・スペード(Kate Spade)」や「カルバン・クライン(Calvin Klein)」といったブランドでバッグや靴などのデザインを担当。2015年に自身のブランドを立ち上げた。
ブランド名の「OAD」は、O=サークル、A=トライアングル、D=セミサークルを意味し、幾何学的なシルエットと機能的なデザインが特徴。10万円以内の中心価格帯、毎シーズン1型6~8色で展開されるアイコニックなカラー、一見シンプルなデザインだが2wayや3wayにもなる機能性がリピート購入につながっているという。
日本ではデビューシーズンから「トゥモローランド(Tomorrowland)」が展開。2018年春夏シーズンからは「バーニーズ ニューヨーク(Barneys New York)」「ユナイテッドアローズ(United Arrows)」「ロンハーマン(Ron Herman)」「ガリャルダガランテ(Gallardagalante)」など10店舗で新たに取り扱いがスタートする。特にバーニーズ銀座本店では幅広いラインナップでの展開を予定。
日本で支持される理由について、スーリーは「機能性、ミニマルデザイン、カラー、価格帯の全てが、日本のお客様が求めていたものと合致したんだと思う」とし、また以前のキャリアでは日本のマーケットを担当していたことも影響していると話した。今後について「機能性は残しつつ、素材や形などで新しいものを作りたい」と語った。ニューヨークでは、2018年春夏シーズンから大手百貨店サックス・フィフス・アヴェニュー(Saks Fifth Avenue)での取り扱いも決まっている。
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