AFP
2020/02/07
NYFW:中国ブランドのショー会場で空席目立つ 新型ウイルスの影響で招待客来られず
AFP
2020/02/07
ニューヨーク ファッションウィークのトップバッターを飾った中国発のブランド「Mukzin」だが、ショーの会場には一部空席が目立った。新型コロナウイルスの感染拡大により、中国からの招待客の多くが来場できていないようだ。
ロンドンやパリでもコレクションを発表してきたデザイナーのケイト・ハン(Kate Han)(韩雯)。今シーズンは現代的な視点で中国の伝統を取り入れたショーを披露した。しかし、Spring Studio内の会場には一部完全に空席となったエリアが。ファッションウィーク最初のショーとしては非常に珍しい事態だ。
「今回のファッションウィークでは、『Mukzin』が唯一の中国ブランドになる可能性もあります。皆さんご存知の通り、中国の新型コロナウイルスが原因です」と後方からはショーの前に説明があった。「大変深刻な事態で、とても悲しい出来事です」。
「我々がここにいるのは、ただ美しいコレクションを見せるためだけではなく、中国国民や世界中の人々に対し、逆境の中でも力強く愛を持って、確固とした姿勢を貫くところを示したいと考えたからです」と広報担当は続けている。観客の中でマスクを着用していたのはただ一人だったが、それも衛生目的のもではなく、ファッションアイテムとしての側面が強いものだ。ちなみに、彼女はショーが始まるとマスクを外している。
ケイト・ハン自身はウイルスの影響について語らなかったが、「ショーを開催するにあたっては、自信と安心感をもって挑めた」と話す。
ニューヨーク ファッションウィーク 中には、中国のブランドを集めた「China Fashion Collective」による合同ショーも開かれる。AFPが確認したところ、少なくともそのうちの1組、「Sheguang Hu」に関しては、予定通りランウェイを披露するという。
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