掲載日
2017/09/14
2017/09/14
NYファッションウィーク:「マイケル・コース」のイージーでグラマラスなビーチサイド
掲載日
2017/09/14
2017/09/14
「マイケル・コース(Michael Kors)」にかかれば、全てが"ビッグイージー"に。ニューオーリンズの愛称だけではない、文字通りのリラックスしたアティチュードが垣間見えた。
コースが18年春夏コレクションで打ち出したのは、まずタイダイプリントだ。サロンからトレンチ、キモノやパジャマにいたるまで、あらゆるアイテムに見られた。また、パステルカラーで描いたヤシの葉のプリントも目を引いた。「イヴニング向けの裸足のグラマラススタイルだ」とコース。ハワイアンなレイ風ネックレスも色々なルックにスタイリングしていた。ラフィアのショルダーバッグやコルクソールのウェッジなど、ビーチサイドなムードが全体に漂う。ルックの多くホワイトのビーチサンダルを軸にしており、新しい試みや努力が感じられるものではなかった。ここ10年間の「マイケル・コース」のコレクションの中でも、特に凡庸だったように思われる。
しかし、経営の腕とコースのイマジネーションにって、ブランドは商業的には大きく成長を遂げている。数四半期不調だった売上は伸び、利益と共に予想以上の業績を記録して、8月には株価が15%上昇した。通期は売上高42億7500万ドル(約4724億8000万円)を見込んでいる。さらに、初のスマートウォッチのローンチもあり、コースも忙しくしているようだ。
(2017年9月14日現在、1米ドル=111円で換算)
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