アーツ前橋で企画展「服の記憶 - 私の服は誰のもの？」展が、10月10日から2015年1月13日まで開催される。流行や消費の枠組みから離れた視点で「着ること」を見つめ直し、衣服がもつ様々な役割を考える機会を提供する。

　「服の記憶 ― 私の服は誰のもの？」に参加するのは、クリエーターからブランドまで9組。着用済の服を糸の状態まで解いて再構築するインスタレーションで知られる平野薫は「糸と布」に着目し、Nigo(R)は「未来は過去にある」をコンセプトにヴィンテージジーンズやスカジャンと共に現代風に蘇らせた服を紹介する。青木正一と「Theatre Products（シアタープロダクツ）」、「Anrealage（アンリアレイジ）」、「Form On Words（フォームオンワーズ）」の4組は「自分らしさの神話」をキーワードに、人が服に求めるものや選択方法を作品で表現。「Form On Words」は、前橋市民からエピソードと共に寄せられた古着からアーツ前橋のスタッフユニフォームを制作予定で、11月8日と9日には新作コレクションのファッションショーも実施する。手作りの服飾品を身につけた来場者にはドレスコード割を適用し、11月29日には「いい（11）ふく（29）」の日として入場料無料で開場する。


■「服の記憶 - 私の服は誰のもの？」

会期：2014年10月10日〜2015年1月13日
会場：アーツ前橋（群馬県前橋市千代田町 5-1-16）
開館時間：11時から19時まで（入館は閉館の30分前まで）
休館日：水曜日、年末年始（12月28日〜1月4日）
観覧料：大人600円（※10名以上の団体料金400円）／学生・65歳以上 400円／高校生以下無料
※10月28日は群馬県民の日のため無料
※11月29日は「いい（11）ふく（29）」の日のため無料
※本展会期中割引、以下の条件で来館した方は、入館料が400円
1 ドレスコード割：手作りの服飾品を身につけてきた方
2 トワイライト割：開館中の 17 時以降に入館された方