PVHグループ第1四半期、増収なるも純利益は減少 「カルバン・クライン」と「トミー・ヒルフィガー」好調

 PVHが発表した第1四半期業績は、売上高が4%増で20億ドル(約2226億9200万円)を達成した。主に「カルバン・クライン(Calvin Klein)」と「トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」がけん引したが、ヘリテージブランド(Heritage Brands)事業は減収となっている。

Calvin Klein
 
 また、純利益は大幅に減少しており、前年同期2億3160万ドル(約257億9100万円)から7010万ドル(約78億600万円)に。「トミー・ヒルフィガー」社屋のニューヨーク移転に伴う支出70万ドル(約7800万円)や、中国の物流再編における利豊グループとの契約に関する費用5400万ドル(約60億1300万円)などを含む経費を計上した影響だという。
 
 「トミー・ヒルフィガー」ブランドの売上高は6%増の8億4200万ドル(約937億6400万円)で、「カルバン・クライン」も5%伸びて7億5600万ドル(約841億7800万円)だった。両ブランドとも特に国外での売上が大きく拡大し、「トミー・ヒルフィガー」では15%増、「カルバン・クライン」では11%増となった。
 
 「『カルバン・クライン』と『トミー・ヒルフィガー』が引き続き堅調に成長しており、マクロ経済的に厳しい環境であること、米国での値引き競争といった要因がありながらも、第1四半期の売上および利益は予想を上回った」とエマニュエル・キリコCEO。
 
 しかし一方で、「バン ハウゼン(Van Heusen)」や「スピード(Speedo)」といったブランドで構成されるヘリテージブランド部門の売上高は、3%減の3億9100万ドル(約435億3600万円)だった。発送の日程を修正したほか、複数のブランドライセンスを手放したことが影響したという。
 
 「トミー・ヒルフィガー」と「カルバン・クライン」に関しては、キャンペーンやコラボレーションといった点でも引き続き動きがある。「トミー・ヒルフィガー」はジジ・ハディッド(Gigi Hadid)とのコラボレーション継続を発表したほか、ラフ・シモンズ(Raf Simons)が手掛けることになった「カルバン・クライン」は、パリス・ジャクソン(Paris Jackson)を新しいブランドの 顔に起用している。
 
 通期売上高に関しては、ヘリテージブランド部門は横ばい、「カルバン・クライン」が6%増、「トミー・ヒルフィガー」が2%増、グループ全体で2~3%増を見込む。
 

(2017年5月29日現在、1米ドル=111円で換算)
 

不許複製・禁無断転載
© 2019 FashionNetwork.com

ファッション - ウェアファッション - アクセサリー・雑貨スポーツビジネス
新規登録