2019/04/10
SC出退店/ファッション出店3位GU、インテリア出店2位ニトリ・デコホーム
2019/04/10
リゾームのシンクタンクSCトレンド研究所は4月10日、全国商業施設(以下:SC)・ショップ・ブランド出退店データベース「SC Gate」を活用し、2018年10月~12月期の「業種別出店・退店ランキング」を公開した。
全国SC・百貨店約4,900施設23万ショップの出退店データベース「SC Gate」に基づき、2018年10月~12月四半期SC出退店ランキング/9つの大業種、(1)ファッション、(2)ファッション雑貨、(3)生活雑貨、(4)インテリア・寝具・家電、(5)スポーツ・ホビー、(6)食品、(7)飲食、(8)サービス、(9)アミューズメントごとにランキングを集計した。
ファッションの出店1位は「西松屋」「Belluna」の2社がランクイン。
「西松屋」は、最近1年間のランキング推移を見ても、安定して出店している。
ベビー・キッズからさらに上の年齢層への顧客層拡大をめざしていることと、ファッション関連業種ショップのショッピングセンターからの退店が続く中、大きな面積で出店可能なショップが、ショッピングセンターで歓迎されるという傾向を反映しているとみている。
同じく1位の「Belluna」は、カタログ・チラシ・インターネットを中心に受注・販売を展開しているブランド。リアル店舗の出店を進める戦略を投資家向け情報で発表している。
インテリア・寝具・家電の出店では、1位は「Yogibo」だった。
「Yogibo」は、「人をダメにするソファー」「人を動けなくする魔法」とまで言われたアメリカ発のビーズソファーを扱うブランド。
ランキングの公開をスタートした2017年7月~9月期以降、このブランドの出店・退店には、出店数も多いが退店数も多いという特長がある。
商品を実際に体験してもらう場として「ポップアップストア」的出店を志向していることが背景であり、店内写真や動画のSNSへの投稿なども認めていて、商品の魅力の拡散にリアルとネットという幅広いチャネルを駆使している。
退店ランキングでは、退店ショップが退店数1店だけの5ブランドしかないという結果となった。これはランキングの集計スタート以来初めての事象で、インテリア・寝具・家電大業種の出店傾向の好調さが表れた結果となった。
Copyright © 2019 流通ニュース All rights reserved.
不許複製・禁無断転載
© 2024 FashionNetwork.com