SNSのバズりで...... 「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス」が語る海外飛躍のキッカケ

 「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(Children of the discordance)」のデザイナー 志鎌英明(しかま ひであき)がトークイベント「座学013 2019年秋冬東京コレクションを振り返る」のセクションに登壇した。好調なブランド飛躍のきっかけを「自身のスナップがSNSでバズったから」と話し、Amazon Fashion Weekで行ったショーの感想などを語った。

(左から)茅野誉之、志鎌英明、増田海治郎

 チルドレン オブ ザ ディスコーダンスは、「Tokyo Fashion Award 2018」を受賞したのち「ピッティ・イマージネ・ウオモ(Pitti Imagine Uomo)」(以下、ピッティ)に参加。ピッティへの参加時、ブランドのアイコンであるバンダナのパッチワークアイテムを着用した志鎌がスナップを撮られ、それがSNSを中心に話題となったことで海外でのブランド認知度が急上昇したという。「バンダナのアイテムは海外だと14万円くらいになるので高すぎると思われると思っていたが、会場で話したバイヤーたちからは『かっこよくて売れれば良い』というポジティブな反応だった」とロンドンのブラウンズ(Browns)やミラノのディエチ コルソコモ(10 Corso Como)といった海外有名ショップへの販路を開拓できたという。またSNSの反響がラッパーのトラビス・スコット(Travis Scott)など海外の著名人のアイテム着用に繋がり、「正直、国内よりも海外での知名度のほうが高い」という状態を作ったという。前シーズンまでの売上比率は、「7:3(海外:国内)ぐらい」とドメスティックブランドには珍しい売上比率を達成したという。

 2019年秋冬シーズンのショーはブランドデビュー時から交流がある「ビームス (Beams)」本社のテラスで開催。「今季のショーでは、国内のバイヤーにブランドの"今"を伝えることができた。海外のバイヤーと同じ"かっこよさが全て"というモチベーションを持った国内のバイヤー買付けが増えたため今シーズンは6:4(海外:国内)と買付けの比率が変化したという。「自分たちが思うかっこよさに共感してくれる人が買ってくれるのは嬉しかった」と振り返る。

 今後の海外展開については、ショールームとの契約を検討しているという。「ショールームの契約は数件から声をかけられている。これまで自分たちで築いてきた海外の約20店との信頼や良い関係性を継続させていく最適な方法がとれたら」とまだ慎重に判断していると明かした。ジャーナリストの増田海治郎から日本と海外用にサンプルを2点ずつ揃えるのは大変ではないかと聞かれると、「単純に考えれば大変だと思うが、海外展開にどのくらいのウェイトを置いていくかもチームで話し合っていく」と話し、「自分たちのストロングポイントを見極めて他のブランドができないものを発信したい」と述べた。トークセッションには「チノ(Cinoh)」デザイナーの茅野誉之(ちの たかゆき)も登壇しメンズブランドとして海外で高い支持を受ける注目のセッションとなった。

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