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fashionsnap
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掲載日
2012/04/04
2012/04/04
Tシャツと社会貢献を結ぶ展示販売会 パスザバトンで開催
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2012/04/04
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創業1935年のTシャツ専門メーカー久米繊維工業が、Tシャツを通して日本を応援したいという思いを込めて、新ライン「Share Wear(シェアウェア)」を発表した。これを記念して、デビューシーズンを飾るTシャツの展示販売会を東京・表参道の「Pass The Baton(パス ザ バトン)」でスタート。ジュエリーブランド「e.m.(イーエム)」や、クリエイター集団「Devilrobots(デビルロボッツ)」ら全10組のブランドやクリエイターが、10種類のTシャツを制作している。会期は4月22日まで。
久米繊維工業は、日本で"Tシャツ"という呼び名が広まっていない1950年代半ばに、銀幕に映し出されるTシャツ姿のハリウッドスターに憧れた二代目久米信市がTシャツの開発に着手。生地や型紙、色、縫製など、全ての制作過程に工夫を重ねたTシャツ「色丸首」の販売をスタートした。現在では、国内で一貫してTシャツを生産する稀有なメーカーという特長を活かし、Tシャツを利用したプロジェクトやイベントに参加協力する他、様々なアーティストとコラボレーションしたアイテムを展開している。
久米繊維工業が新たに発表した「Share Wear」は、ブランドやクリエイターが、自身の共感する支援活動団体とコラボレーションしたTシャツ。それぞれの支援先の活動内容から得たインスピレーションが、Tシャツに落とし込まれている。展示販売会「Share Wear ―Tシャツを選んで、着る。それが新しい支援のかたち―」では、デビューシーズンを飾る「Share Wear」のTシャツを販売。リサイクルショップ「Pass The Baton」での開催を記念して、久米繊維工業の倉庫に眠っていたデッドストックのTシャツが特別に使用されている。ジュエリーブランド「e.m.」と手話の学校「明晴学園」、Tシャツブランド「シキサイ」と坂本龍一率いる一般社団法人「more trees(モア・トゥリーズ)」、クリエイター集団「Devilrobots」とNPO法人「地雷畑を綿畑に」など、10組のデザイナーが10の支援活動団体とコラボレーション。心から応援したいと思える支援先を選ぶ機会を購入者に提供することで、新たな社会貢献の形を目指す。価格は4,725円(税込)で、売上の7%は支援先に寄付される。
なお、4月7日と14日には、「Share Wear」に参加したデザイナーを迎えてTシャツのリメイクを体験することができるワークショップを開催。会場で販売しているTシャツをはじめ、自宅のクローゼットに眠っているTシャツの持参も可能となっている。
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