fashionsnap
2016/04/28
UA社の最大店はノージェンダーの買い物空間、古着も扱うハイエンドなビューティ&ユース公開
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2016/04/28
ユナイテッドアローズ社による新コンセプトストア「エイチ ビューティ&ユース(H Beauty&Youth)」の店内が、4月29日のオープンに先がけて公開された。初進出となる南青山エリアに位置するコの字型のストアは 1,300平方メートルの面積を有し、同社の店舗としては最大。店内はノージェンダーの商品配置が特徴で、古着も含めて本当に良いものをミックスさせたス タイルが楽しめる売場環境を整え、初進出エリアとなる青山からカジュアルの格上げを狙うという。

ハイエンド・ カジュアルを提案する「エイチ ビューティ&ユース」では、従来型のビューティ&ユース ユナイテッドアローズに比べ、「デザインありきで価格レンジのリミッターを外した」(byクリエイティブディレクター松本真哉)という。「従来はストアの色が分かりやすいように価格帯を一定に留めていたが、(ここでは)ハイからローまで両方の良いものを知ってる人こそスマートという考えをより濃くした。その考えをスタイルとして見せるだけではなく、買い物する環境として提供したかった」ことから、店内には、「ヘインズ(Hanes)」のパックTといった手に取りやすいアイテムから、古着、そして「ルメール(Lemaire)」「コム デ ギャルソン・シャツ(Comme Des Garçons Shirt)」など国内外の有力ブランドまで取り揃えている。内装もそれに合わせ、ストリート感漂うアートから伝統的な和を感じさせる盆栽まで、コントラ ストがありながらも"ハマる"組み合わせを取り入れた。
店舗は地下1階から地上2階の3層構造で、「女性がメンズものに目を留めることが多い。また男性にもウィメンズものの美しさを感じてもらいたい」との考えのもと、随所に性別にこだわらない商品の見せ方を採用。ドレッシーな雰囲気の1 階は、メンズ・ウィメンズそれぞれの小部屋を互いの目線に入るように配置したほか、小部屋の外のラックでは男性サイズのシャツの側にヒールを置くなど女性 がメンズアイテムを着用したコーディネートも提案しており、レジ近くのスペースでは「C.E」等のTシャツを同一デザインでもサイズ違いで並べるといった 工夫を施した。カジュアル色が強い2階も同様で、フロア中央のスニーカーエリアをはじめ、「パテック フィリップ(Patek Philippe)」のアンティークなど小物を扱うショーケース内もメンズ・ウィメンズを混合させた。地下1階は、1点物の古着を心地よい空間で選ぶこと のできるヴィンテージエリア、ギフトにも適したパックアイテムを揃えたキオスク型売場、「コシェ(Koché)」などウェアブランドを中心にフィーチャー するイベントスペースの3つで構成。エントランスから2階にのぼり、地下に降りるまでの導線をなるべく一方通行にすることで、性別関係なく店内の感性に触 れられるようにした。同店で取り扱う半数以上は従来型のビューティ&ユースでは取り扱いがないブランドだ。
また「店を訪れる人をアイコン化させ、モノだけでは表現できない店のイメージを創る」という狙いから、地下1階の半分には、代官山の人気ピザショップ「ピザ スライス(Pizza Slice)」を導入。本2号店ではピザの他にも、アイスクリームやペイストリーも提供する。
なおエイチ ビューティ&ユースでは、ショップのオープンに合わせてECサイトを開設。古着もECの中で販売する。
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