掲載日
2019/04/04
2019/04/04
US・インターナショナル統合のコンデナスト、新CEOが決定
掲載日
2019/04/04
2019/04/04
『ヴォーグ(Vogue)』、『ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)』、『GQ』などを出版するコンデナスト(Condé Nast)社が、新CEOにロジャー・リンチ(Roger Lynch)を起用した。コンデナストは昨年11月にUSとインターナショナルを統合しており、それに伴って両社のトップ、ボブ・サワーバーグ(Bob Sauerberg)とジョナサン・ニューハウス(Jonathan Newhouse)がそれぞれ退任することになっている。ニューハウス氏はコンデナストのオーナー一族出身で、今後は同社の取締役会長に就任する。
「コンデナスト社が現代的なメディアグループとして新しい成長段階に入っている今、取締役会を率いることができるのを楽しみにしている」とジョナサン・ニューハウス。「コンデナスト・インターナショナルを去ることにはなりますが、これはビジネスの成功によるもの。影響力のあるインターナショナルな企業の一部となり、しかもそれを率いるのはロジャー・リンチという理想的な人材だ」。
ロジャー・リンチはアメリカのテレビやラジオなど様々なメディアのトップを務めてきた人物で、4月22日付でCEOに就任する。
コンデナスト社は30ヵ国で事業を展開しており、世界中に10億人近い読者を抱えている。出版業界にとっては厳しい状況が続く昨今、同社もアメリカ国内でいくつか紙媒体の雑誌を廃刊し、デジタル媒体とコンテンツの国際化に力を入れてきた。2017年には、ロンドンに『ヴォーグ』のインターナショナルハブを創設。各国語版で配信できるようなコンテンツを制作している。
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