掲載日
2013/04/17
2013/04/17
WTOの2013年世界貿易予測、繊維・衣類市場は回復の見通し
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2013/04/17
2013/04/17
世界貿易機関(WTO)は4月10日、2013年の世界貿易の伸び率は2012年よりも高い3.3%になるとの見通しを発表した。2011年の伸び率は5.2%、2012年は2%だった。WTOは、繊維・衣類をはじめとする多くのセクターで回復が見られると予測している。
WTOは、「大半の部門で2012年後半に改善が見られたことから、世界貿易は回復傾向にあると考えられる」と指摘。繊維・衣類セクターは前年のマイナス8%からマイナス1%へと改善した。欧州で続く経済減速が影響し、輸入が減少していることから、世界貿易の成長率は引き続き伸び悩むと予想。昨年の予測(4.5%増)から3.3%増へと下方修正した。
WTOのPascal Lamy(パスカル・ラミー)事務局長は、「一部セクターでは高い成長率が見受けられるものの、世界経済の構造的欠陥が明らかになった。従来の金融・財政政策が十分な結果につながっていないことは明白だ」「こうした欠陥を改善することが2013年の優先課題となる」とコメントしている。
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