YKKがロシアでの事業停止を発表　人道支援も

　ファスニング事業を中心に展開するYKKが、ロシアにおけるファスナーの生産・販売を停止すると発表した。 　

　同社は「経営理念にも掲げる『公正』な視点で事態を見極め、また、事業活動を継続する上でのさまざまな困難から、ロシアにおけるファスナーの生産・販売を停止いたします」と説明。人道支援の観点から、避難を余儀なくされた人々への支援にも積極的に取り組んでいくという。

　ロシア軍によるウクライナ侵攻を受けて現在、各企業でロシアでの事業を停止する動きが広まっている。ファッション業界では、ファッション誌「ヴォーグ（VOGUE）」などを手掛けるコンデナスト（Condé Nast）、H＆Mグループ、ナイキ（NIKE）、「ユニクロ（UNIQLO）」を展開するファーストリテイリングなどが事業停止を発表している。

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