YKK APが、世界で活躍する建築家ユニット アトリエ・ワンとともに4月8日からイタリア・ミラノ市で開催される世界最大規模のデザインの祭典「ミラノサローネ」に初出展する。会場では、窓をテーマとしたインスタレーションと共同研究成果を合わせて展示。期間は4月24日まで。

　アトリエ・ワンの塚本由晴とともに世界各国の窓の調査を実施してきたYKK APは、初出展となる「ミラノサローネ」で窓の切り取る内外の風景や光が乱反射し、通り抜ける動きに合わせて壁や天井がゆらめく空間「Kaleido-window（カレイド・ウィンドウ）」を披露。窓学の約7年間にわたる調査研究で収集した世界各国の窓や街並を映した写真と図版なども展示される。

　アトリエ・ワンは塚本由晴と貝島桃代による建築家ユニットで、「ふるまい学（Behaviorology）」をコンセプトに人、建築や自然要素を関係づけた空間づくりを目指している。主な仕事には「メイド・イン・トーキョー」等の都市リサーチや「BMW グッゲンハイム ラボ」などの展示企画がある。