ヤフーが1月22日、「Yahoo!ショッピング」の新たなストア構築ツール「ストアクリエイター」を一般公開し、事業者向けの「ライト出店」の受付を開始した。来月上旬に「ストアクリエイター」の個人向け申し込み受付を開始し、今春を目処にスマートフォン版アプリの公開も予定している。

　「ストアクリエイター」は、現在「Yahoo!ショッピング」が提供している既存のストア構築ツールと比較して、より簡単に早くストアが構築できる新ツール。指定の画像とテンプレートを使用してストアページを設定した後は、商品画像と詳細を入力するだけで最短数分で「Yahoo!ショッピング」に店を開くことができる。また、スマートフォンからストア構築・出品作業が行えるため、スマートフォンのみでストアの運営も可能。なお、本格的な店舗を開設したいという「プロフェッショナル出店」を希望する事業者には、従来型のプロフェッショナル用ツールも従来通り提供していく。

　Yahoo! Japanでは、日本のEC化率の向上とeコマースによる消費の活性化を目指し、2013年10月に「eコマース革命」と題して「Yahoo!ショッピング」のストア出店料（月額システム利用料）や売上ロイヤルティの完全無料化などの施策を発表した。発表から3ヶ月間で出店希望者が約9万件に上るなど大きな反響を呼んでおり、大手ECモールにアカウントを持つ事業者についてはプロフェッショナル出店の手続きを先行して進め、これまでに数千の店舗が開店。一方で、「インターネットへの出店を試してみたい」「期間限定で出店したい」「商品数は多くないが専門店を開きたい」といったライト層と呼ばれる事業者のニーズもとても大きいことなどを踏まえ、簡単で・早く・スマホだけでも店が開ける「ライト出店」の一般申し込み開始をスタートさせたという。