ファッションアプリ「Iqon（アイコン）」を運営するVasilyが6月26日、登録会員数が100万人を突破した事を発表した。また、同日からロゴを一新。年内に登録会員数200万人を目指すという。

　「Iqon」は、100万件以上のコーディネートや400万件以上のファッションアイテムが投稿されているスマートフォンアプリ。プロモーションは行わず、グロースハックと呼ばれるプロダクト内部の改善の積み重ねによってユーザーを拡大し、6月25日に登録会員数が100万人を超えた。代表取締役の金山裕樹氏は、女性のスマートフォン利用率の増加に伴い「ファッションの情報を知りたい、という女性の普遍的なニーズにIqonが上手く応えることができているのではないか」と分析する。

　ユーザーはファッションに興味のある18〜34歳の女性が最も多く、気に入ったアイテムに付けられる「Like」ボタンはこれまでに5,000万回以上、60社以上の提携Ecサイトと連動する「購入する」ボタンは毎月100万回以上タップされている。「Iqon」ユーザーからの売上が1億円を超えるECサイトもあるという。

　また「Iqon」では、アプリ内のコンテンツとして、女性向けデジタルファッションマガジン「iQONmagazine（アイコン マガジン）」を4月30日にスタートした。エディトリアルプロデューサーとして、元「ELLEgirl」編集長の澄川恭子を起用。現在は月1回の配信だが秋頃から週刊化が予定されている。また6月から「Iqon」の技術顧問にプログラミング言語「Ruby」の開発者まつもとゆきひろ氏を起用してエンジニアリング体制を強化し、新しいファッションのプラットフォームを構築している。