Jinsがブランドイメージ刷新 定番商品をあらゆる年齢層に訴求へ

　アイウェアブランド「ジンズ（JINS）」が、商品構成を見直しブランドイメージの刷新を図る。昨年制定した新ブランドヴィジョン「マグニファイ ライフ（Magnify* Life＝人々の人生を拡大し豊かにする）」を体現し、あらゆる年齢層やライフスタイル、ニーズに対応する商品・店頭展開を順次スタート。今月中に従来の商品の60%を入れ替え、ニーズが常在する定番商品をベースに、季節や流行に合わせてシーズナル・トレンド商品を随時投入するという手法に切り替える。

　ジェイアイエヌが2001年に1号店をオープンさせたジンズは、独自のSPA方式によりメガネの低価格化に成功し、季節性・トレンド性を取り入れ、ファッションアイテムとしてコーディネートできるメガネを多数展開。それまで業界内で不明瞭だったレンズの料金体系を根本から見直し、どのような度数でも薄型非球面レンズが追加料金0円というビジネスモデルを確立した。軽量メガネという価値を提案した「エア・フレーム（Airframe）」、パソコン・スマートフォン用のブルーライトカットメガネ「ジンズ ピーシー（JINS PC）」などで20〜30代をコアターゲットに新市場を開拓したが、顧客に提供すべき価値をより明確化するため、昨年5月に「マグニファイ ライフ」というビジョンを制定しリブランディングを推進していく。

　新生ジンズの商品・店頭は、CASUALとFORMAL、SPORTS、CLASSIC、KIDS&JUNIOR、FUNCTION、READING、SUNGLASSESの8分類に商品をカテゴライズ。また、マーケティング手法や店頭VMDを抜本的に見直し、店舗スタッフの教育を強化する。商品知識や測定、調整技術力を向上させるだけではなく、顧客のニーズを引き出し最適な1本を案内できる体制を構築することで、年代・性別を問わず全ての人のライフスタイルや嗜好に応えられるブランドに発展させるという。