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掲載日
2018/04/05
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いかなる買収提案も拒否する姿勢の「ドルチェ&ガッバーナ」、トラストを設立
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2018/04/05
2018/04/05
買収提案全てを断ってきた「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」だが、創業者デュオはブランドの未来のためトラストを設立したという。二人がイタリア現地紙に語った。
伊日刊紙『Corriere della Sera』のインタビューで、「買収したいという提案は全て断った。大金は稼げるが、自由じゃなければ何をするっていうんだい?」と話したドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)。しかし、具体的にどこからどのような提案を受けたかは明かしていない。
イタリアで10本の指に入る規模のファッション企業であるドルチェ&ガッバーナは、2017年3月期には13億ユーロ(約1708億4900万円)の売上高を計上している。
会社の"財産"を相続するのは誰か、との問いには、ステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)がこう答えている。「死んでしまった後は、もう死んでいるわけだしね」。
「日本人デザイナーに『ドルチェアンド&ガッバーナ』を手掛けてほしいとは思わない」とも付け足したが、それ以上の言及は避けた。
二人の持分は全て決めてあり、会社のためには、どちらも干渉できないようなトラストを設立したという。万が一片方に何かがあった時のための対策であろうが、詳細については明かされなかった。
10月には、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)が相続に関して似たような計画を発表している。彼は自身の財団を立ち上げた。
(2018年4月5日現在、1ユーロ=131円で換算)
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