アラタナが解散へ、Zozoユーズドに続きゾゾ傘下の再編

　ゾゾ（Zozo）が、グループ傘下で主にECサイトの構築を手掛けているアラタナを吸収合併すると発表した。効力発生日は2020年4月1日で、合併後アラタナは解散となる。

　アラタナは2007年に宮崎県を拠点に設立されたITベンチャー企業で、ユナイテッドアローズやサザビーリーグなどの自社ECの運営を担当している。資本金は9,900万円。2015年にゾゾ（当時はスタートトゥデイ）に買収され、グループに加わった。
 
　今回の組織再編は、グループ内でのシステム開発リソースの集約化に加え、アラタナの各取引先するアパレルECソリューションの提案力を高めつつ、カスタマーサポート機能を強化することで、ゾゾグループ全体の企業価値向上につなげることを目的としている。アラタナのシステム開発の機能はZOZOテクノロジーズに、事業運営機能はゾゾにそれぞれ移管し、吸収合併はゾゾを存続会社とする。

　なお、ゾゾは今年9月に完全子会社のブランド古着のファッションモール「ゾゾユーズド（Zozoused）」を吸収合併。現在のグループ会社はZozoテクノロジーズ、プライベートブランドの海外販売を担うZozo Apparel USA, Inc.、「Zozo China」の企画・運営を手掛ける上海走走信息科技有限公司となっている。