アンダーカバーとトヨタが異色コラボ、小型SUV「アイゴクロス」の限定モデルを発売

　「アンダーカバー（UNDERCOVER）」が、トヨタ モーター ヨーロッパ（TME）とコラボレーションし、小型SUV「アイゴクロス （Aygo X）」の限定モデルをパリで発表した。6月からヨーロッパ限定で展開する。

　コラボでは、アンダーカバーのデザイナー高橋盾の反骨精神を投影する新たなプロジェクトとして、同車の再解釈に挑んだという。既存の概念に同調せず、ステレオタイプを打破するという高橋のデザイン哲学を反映し、ボディはトヨタが今回のために特別に開発したグレーのバイカラーを使用。ブラックカラーが際立つ18インチホイールとインテリア、ロゴ入りのシートとモノグラム柄のフロアマットを採用し、「CHAOS / BALANCE」の文字が入ったルーフがアクセントを添える。

　高橋はコラボモデルについて「車のカラーリングは初めての経験で、しかも日本が誇るトヨタとのということでとても感慨深い意味と意義がありました。今までの服でのコラボレーションとは素材や色の発色などが全く異なるので、なかなか難儀なデザインでしたが、街に自然に溶け込みながらもアンダーカバーらしいデザインができたと思っています。自分も日々車を運転していますが、車のカラーリングというのはとても大事だと認識しています」とコメントしている。

　コラボレーションはパリファッションウィーク期間中の3月1日、ブランドの2023年秋冬コレクションのショー同日夜に行われたパーティーにて披露された。