インドネシア・ジャカルタに大規模ラグジュアリーアウトレットモールが2023年後半に開業へ、三菱地所が開発事業に参画

　三菱地所が、シンガポール証券取引所上場の総合デベロッパーTuan Sing Holdings Limitedと共同で、ジャカルタ特別州東部カラワン県のラグジュアリーアウトレットモール事業「The Grand Outlet - East Jakarta」に参画する。インドネシア初の大規模ラグジュアリーアウトレットモールとなり、2023年後半の開業を予定している。

　同事業では三菱地所が設計を担当し、「Shopping in Nature」をコンセプトに自然から着想を得た心地良さと特別感を両立した空間を演出する。開発エリアはインドネシア最大の交通量を有する高速道路沿いで、ジャカルタ中心部から車で約60分の利便性・集客力の高い場所に位置。約8万8000平方メートルの敷地にラグジュアリーブランドを中心とした物販店舗をはじめ、カフェやレストランの飲食店舗など約180店舗が出店する。2022年半ばの着工を目指す。

　三菱地所は、国内で20年以上にわたりアウトレットの開発や運営を手掛けている。2019年にはタイのラグジュアリーアウトレット事業「Central Village」に参画。今後は、東南アジア・オセアニア諸国で拡大が見込まれる消費需要を取り込み、アウトレットモール事業を積極的に推進していくという。