AFP
2017/07/21
エルメス、17年上期は堅調な伸び
AFP
2017/07/21
エルメス(Hermès)は、上期および第2四半期の業績が「堅調に」伸びたことを発表した。全ての地域で増収となった。
エルメスグループの第2四半期の売上高は8.9%増の13億6000万ユーロ(約1762億1000万円)、上期に関しては11.2%増の27億1000万ユーロ(約3512億4400万円)となった。
「今回の業績には非常に満足している。堅調な成長と、ビジネスモデルの強さを示す結果となった」とアクセル・デュマ(Axel Dumas)CEOは電話会議でコメントしている。
また、「6月末時点での営業利益率は、昨年更新した最高記録に近い値だった」という。
一方で、上期の業績は「外国為替が有利に推移したことによる影響が大きく、通期にまで当てはめて考えることはできない」ともしている。
現行年度に関する具体的な売上目標は公表されていないものの、「経済や政治、為替の動きが世界的に不透明ではあるが、恒常為替レートでの成長率に関して、大きな目標値を中期的に設定している」。
日本を除くアジア地域での上期の売上高は、恒常為替レートで14%増。日本では3%の増収で、アメリカが9%増、ヨーロッパが7%増となっている。
部門別に見ると、レザーグッズ・馬具は12%増と大きく伸びた。アパレル・ファッション雑貨は10%増、シルク・テキスタイルは6%増で、香水が8%増だった。
しかし、ウォッチ部門は1%の減収となっており、「不安定な市場の影響を受けた」という。
(2017年7月21日現在、1ユーロ=130円で換算)
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